
(選択式10問)
問1、4
児童の利益に関して記載している条文や法律は、児童福祉法、児童憲章、児童の権利に関する条約となり、児童の権利に関する条約は『条約』なので、ほか2つの国内法より優先される上位の規定となるので、正解は4番。
問2、2
フリードリッヒ・フレーベルは、ドイツの教育者。幼児教育の祖。ペスタロッチに指導され、彼の初等教育のやり方をより小さい子供たちの教育に当てはめて、幼児の心の中にある神性をどのようにして伸長していけるか、ということに腐心。小学校就学前の子供たちのための教育に一生を捧げた。
教育のための玩具として「恩物」を開発したことでも知られる。
主要な著作
• 『フレーベル自伝』(邦訳:岩波文庫)
• 『人間の教育』
• 『母の歌と愛撫の歌』
ロバート・オウエンは、イギリスの社会改革家。人間は環境によって変えられる、とする環境決定論を主張した。ニュー・ラナークで繊維工場を経営する事業家だったが、低所得の労働者階層の実情を目の当たりにし、幼少の子どもの工場労働を止めさせ、性格改良のための幼児の学校を工場に併設。性格形成学院と名づけた。幼児教育の最初の試みで、幼稚園の生みの親といわれるフリードリヒ・フレーベルよりも先んじて、就学前の子どものための学校を実践。教室での掛け軸の利用など、教育方法にも工夫を凝らした。
ジャン=ジャック・ルソー
1762年はじめに教育論『エミール』を刊行。教育思想の基本は性善説と提唱する。ルソーの教育論の根本理念は「消極教育」であるが、実際はルソー自体がこの言葉を使っている訳ではなく、ルソーの思想を理解しようとする後の研究者が、ルソーの教育理念をこのような言葉で表現したもの。
著作物
• 『科学と技芸についてのディスクール』(『学問芸術論』)(1750年)
• 幕間劇『村の占い師』(Le Devin du village) (1752年)
• 『人間の間の不平等の起源と基盤についてのディスクール』(『人間不平等起源論』) (1755年)
ヨハン・ハインリッヒ・ペスタロッチ
ペスタロッチーの言う教育の理想を、主にその形式的或いは方法論的な面から見てきた。教育の理想は人間諸力の調和的発展である。このことは言いかえれば、人間を完全に近づけること、また「自立的にその人間目的に到達し、人間的完全へ到達し得る人間」を作ることであるということができると思う。ここで人間の本質、つまり人間とは何か、人間の目的は何であるかということが問題に考えていた。
ペスタロッチーは『隠者の夕暮』の冒頭で、「玉座の上にあっても、木の葉の屋根の蔭に住まっても同じ人間、その本質からみた人間、一体彼は何であるか。」と人間の本質について説いている。
コメニウスは、チェコのモラビア生まれの宗教家にして教育者。
コメニウスの主著は、ラテン語教育の手法を軸に教育学そのものの体系を考案した『大教授学』、『開かれた言語の扉』の他に、世界初の子供のための絵入り子供百科事典『世界図絵』が含まれる。
これは、この世界から人体、職業、徳目や世界的な諸宗教に至るまで、偏見のない普遍的な教養のありようを、各ページごとに上に絵、下にその説明を配するといった、科学的な話題について、現在と若干の学問的な進歩の差がみられることを除けば、レイアウトさえ新しくすれば今でもそのまま通用しそうな高水準のものである。
問3、3
ジョン・デューイ(John Dewey, 1859年10月20日-1952年6月1日)は、アメリカの20世紀前半を代表する哲学者。パース、ジェームズとならんでプラグマティズムを代表する思想家である。
シカゴ大学の教授時代、1896年に妻とシカゴ大学付属小学校である実験学校をつくり、そこでの指導経験をまとめた『学校と社会』(1899年)でまず世に知られることになった。
コロンビア大学に移ってからは、より広く世論にも影響を与える執筆活動を展開し、哲学、社会論、心理学、芸術論、宗教論にまでその筆は及んだ。日本、中国、ソ連にも招聘講義に出かけ、1919年の2ヶ月に及ぶ東京帝国大学での講義は、『哲学の改造』(日本語版がオリジナルで、英語版は翻訳)に結実した。
哲学的には、ヘーゲルから由来する弁証法を、より人間的な経験と反省の世界に引き戻し、プラグマティズムの運動の最終段階として、市民的な思考の道具として「考える」ことを再構築した。鶴見俊輔は、それを市民的な思考の道具として翻案紹介した。
また、デューイの学習論から出てくる問題解決学習は、コロンビア大学でかれの引退と入れ替わりに、世界で初の大学の看護学部が誕生するとき、その教育方法の根底をなすものとして影響を与えた。彼の教育論は、人間の自発性を重視するものである。彼は人間の自発的な成長を促すための環境を整えるのが教育の役割だとした。
問4、5
「幼稚園教育要領」の『第一章 総則 1 幼稚園教育の基本』の条文。
※「幼稚園教育要領」、「保育所保育指針」は出題傾向が高いので重要
問5、5
『学令』(1872年8月3日公布)日本で最初の統一的近代学校制度を規定した法律。
問6、5
『教育基本法』の『第3条 教育の機会均等』の条文
問7、2
『学校教育法』の『第11条 学生・生徒等の懲戒』の条文
問8、1
教科カリキュラムとは、各教科ごとに構成するカリキュラム。
経験カリキュラムとは、学習者の生活経験を中心として、学習活動を構成する。
A、× 内容が少なく、やさしくなりがちということは一概に言えない。
B、× 子どもの学習意欲を喚起しやすいと言われている。
問9、2
2、× 社会的経験は基礎要素として重要である。
カレント教育とは、社会人が職業上の新たな知識・技術を習得するために、また日常生活において教養や人間性を高めるために必要とする高度で専門的な教育を、生涯に渡り繰り返し学習することを意味する。
※リカレント(recurrent)は「回帰・循環する」という意味。
問10、4
教育課程審議会答申「児童生徒の学習と教科課程の実施状況の評価の在り方について」の『第1章 評価の機能とこれからの評価の基本的な考え方』の『第2節 これからの評価の基本的な考え方』1
学力と評価の(3)の文章
全文はこちらを参照http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/kyouiku/toushin/001211.htm
(選択式10問)
問1、3
正しくは、A-ウ、B-エ、C‐オ、D-ア、E-イ
問2、5
A、× 最も多いのは「母の精神疾患等」である。
B、× 最も多いのは「母の放任・怠だ」である。
C、× 最も多いのは「養育拒否」である。
D、○
E、○
問3、2
A、児童憲章 1
B、児童憲章 6
C、児童憲章 4
D、児童憲章 8
E、児童憲章 12
問4、4
A、× 平均世帯人員は、2.74人である。
B、○
C、× 相談で最も多いのは「障害相談」でほぼ横ばい状態ではなく増加傾向になっている。
D、× 1年未満が最も多い。
E、○
問5、4
A、× 保護者の下から通所を認めている。
B、○
C、○
D、× そのようなことは認められていない。
E、× 医師と看護師のみではなく、職員には保育士や児童指導員も配置されている。
問6、4
A、○
B、○
C、○
D、○
E、× 単親里親が容認されたことはこれまでにあるが、平成14年の改正事項で決められたわけではない。
問7、5
A、× 現時点で話し合いのできる状況ではない。
B、× 本人の母への気持ちも考慮するべき。
C、○
D、× K子本人の安全を守るべきであり、気持ちも考慮するべき。直ちに積極的に面会の機会を促しことが良い結果を生むとは限らず、不適切。
E、○
問8、4
A、× 家庭に介入することは不適切。あくまで保育士として組織的な対応をするべきである。
B、× 確かな確証がなくとも、虐待の疑いがある時点で通告するのが正しい。(児童虐待防止法)
C、○
D、× 個人で対応するのではなく、組織的に対応するのが正しい。上司に報告することも必要である。
問9、2
A、○ 児童福祉法第33条
B、× 児童相談所は保護者の同意を得ずに一時保護した場合、親権に関係なく引き取りを拒否することも可能である。
C、× Cの文のように長期的に時間をかけてしまうと、通学などの生活に支障が出てくるので、できるだけ短期間ですむのが望ましい。
D、× このような場合は、児童福祉審議会の意見を求めることになっている。
問10、3
A、× M君は3歳とまだ幼いので、大人の適切な判断が必要となる。
B、× 施設長に措置券はないので、引き取りの決定はできない。
C、× 施設長にCの文のような決定権もない。
D、○