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保育士試験用紙
教育原理

(選択式10問)

問1 次の条例の出典はどれか。正しいものも一つ選びなさい。

児童に関するすべての措置をとるに当たっては、公的若しくは私的な社会福祉施設、裁判所、行政当局又は立法機関のいずれかによって行われるものであっても、児童の最善の利益が主として考慮されるものとする。

1 児童福祉法

2 児童憲章 

3 学校教育法 

4 児童の権利に関する条約 

5 教育基本法

 

問2 【I群】の人名と、【II群】にあることばを結びつけるとき、正しい組 み合わせを一つ選びなさい。

  【I群】 A フレーベル(Frobel,F.) B オーウェン(Owen,R.) C ルソー(Rousseau,J.) D ペスタロッチ(Pestalozzi,J.) E コメニウス(Comenius,J.)

  【II群】 

ア 人間の性格は、彼によって作られるのではなくて、彼のために作られる。 

イ すべての人にすべてのことを教える普遍的技術 

ウ すべてのもののなかに、神的なものが、神が、宿り、働き、かつ支配している。 

エ 初期の教育は純粋に消極的でなければならない。 

オ 人間、玉座に座っている人も、あばら家に住んでいる人も、同じであるといわれるときの人間、つまり人間の本質、それはいったいなんであろうか。

    A B C D E
1
2
3
4
5

 

 

問3 次の文章の著者は誰か。正しいものを一つ選びなさい。

 私は旧教育の類型的な諸点、すなわち、旧教育は子どもたちの態度を受動的にすること、子どもたちを機械的に集団化すること、カリキュラムと教育方法が画一的であることをあきらかにするために、いくぶん誇張して述べてきたかもしれない。旧教育は、これを要約すれば、重力の中心が子どもたち以外にあるという一言につきる。重力の中心が、教師・教科書、その他どこでもあろうとよいが、とにかく子ども自身の直接の本能と活動以外のところにある。それでゆくなら、子どもの生活はあまり問題にはならない。子どもの学習については多くのことが語られるかもしれない。しかし、学校はそこで子どもが生活する場所ではない。いまやわれわれの教育に到来しつつある変革は、重力の中心の移動である。それはコペルニクスによって天体の中心が地球から太陽に移されたときと同様の変革であり革命である。このたびは子どもが太陽となり、その周囲を教育の諸々のいとなみが回転する。子どもが中心であり、この中心のまわりに諸々のいとなみが組織される。

  

1 ケイ(Key,E.) 

2 モンテッソーリ(Montessori,M.)

3 デューイ(Dewey,J.) 

4 イリッチ(Illich,I.) 

5 倉橋惣三

 

 

問4 次の文は、「幼稚園教育要領」の一部である。(  )内にあてはまる 語句として適切なものを一つ選びなさい。

幼稚園教育は、学校教育法第77条に規定する目的を達成するため、幼児期の特性を踏まえ、(  )を通して行うものであることを基本とする。

    1 遊び  2 きめ細かな援助  3 幼児の生活  4 適切な支援  5 環境

 

 

問5 日本ではじめて近代学校制度を定めたのは何か。正しいものを一つ選びなさい。

    1 教育令  2 小学校令  3 教育基本法  4 国民学校令  5 学制

 

 

問6 次の文は、教育基本法の条文である。空欄( A )〜( C )に入る語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

 すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける( A )を与えられなければならないものであって、人種、信条、( B )、社会的身分、( C )又は門地によって、教育上差別されない。

    A B C
1 権利 性別 経済的地位
2 機会 性別 本籍
3 機会 宗教 本籍
4 権利 年齢 国籍
5 機会 性別 経済的地位

 

 

問7 学校教育法の条文である。( A )、( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 校長および教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、学生、生徒及び児童に( A )を加えることができる。ただし、( B )を加えることができない。

    A B
1 訓戒 懲戒
2 懲戒 体罰
3 体罰 懲戒
4 訓戒 体罰
5 制裁 体罰

 

 

問8 教科カリキュラムおよび経験カリキュラムの特徴として、正しい記述を○、誤った記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

A 教科カリキュラムは、しばしばおとなの関心のみで内容が選ばれるため、内容が少なく、やさしくなりがちである。  

B 経験カリキュラムは、子どもの学習意欲を喚起しにくい。  

C 教科カリキュラムにおいては、「教科」固有の領域に固執するあまり、教科同士の関連性が無視されてしまうことがある。  

D 経験カリキュラムにおいては、子どもの成熟に必要な知識・技能が網羅されるという保証が必ずしもない。  

E 教科カリキュラムは、学問等から出発するという意味で、学問中心カリキュラムとも呼ばれる。

   (組み合わせ)   

    A B C D E
1 × ×
2 × × × ×
3 ×
4 × × ×
5 × × ×

 

 

問9 リカレント教育の基本原則として、誤った記述を一つ選びなさい。

1 義務教育の最後の数学年は、各生徒が修了後、勉学と労働のいずれかを本当に選択できるようにするカリキュラムを含むべきである。  

2 労働その他の社会的経験は、カリキュラム作成の基礎的要素とみなされるべきではない。

3 職業的経歴を断続的な方法で、すなわち教育と職業を交互に行う方法で、追求することが可能であり、かつ重要であると考えるべきである。 

4 学位や免許状は教育歴の最終的結果とみなすべきではなく、むしろ生涯教育及び生涯にわたる職業的、人格的発達の過程における段階又は指針 として考えるべきである。 

5 義務教育を修了した暁には、そのような個人は、職業的、社会的保障を与えることによって教育のための休暇をとる権利が与えられなければならない。

 

問10 教育課程審議会答申「児童生徒の学習と教科課程の実施状況の評価の在り方について」(平成12年12月)の一部である。次の( A )、( B)にあてはまる、ア〜カの語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

我が国の児童生徒の学力は、国際教育到達度評価学会(IEA)の行っている国際比較の調査(国際数学・理科教育調査)によると、第1回調査以来トップクラスを維持しており、国際的に見ておおむね良好と考えている。しかし、数学や理科が好きであるとか、将来これらに関する職業に就きたいと思う者の割合が国際的に見て低いレベルであるなどの問題点が指摘されている。

 新学習指導要領には、このような児童生徒の学力の現状等を踏まえて、ややもすると一斉、画一的に知識を教え込むことになりがちであったこれまでの教育の基調を転換し、基礎・基本を確実に身に付けさせ、自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力などを重視することとしたものである。

 学力については、従来から、「読・書・算」の能力などに限定してとらえる考え方と、理解力、思考力、創造力、問題解決能力などまで含める考え方がある。ともすれば、過度の受験戦争や偏差値偏重の風潮の中で、(A )によって学力をとらえる傾向が強かったことも事実である。

 しかしながら、学力については、これまで示したように、( A )によってとらえるのではなく、学習指導要領に示す基礎的・基本的な内容を確実に身に付けることはもとより、それにとどまることなく、(B )などの「生きる力」がはぐくまれているかどうかによってとらえる必要がある。現行の学習指導要領においては、知識や技術だけではなく、自ら学ぶ意欲や思考力、判断力、表現力などの資質や能力などまで含めて学力ととらえており、新しい学習指導要領は、こうした学力のとらえ方を一層深め、言わば学力の質の向上を図ることをねらいとしているのである。

 ア 教養の豊かさ  イ 学習意欲の高さ  ウ 技能の習熟の程度 

エ 自ら学び自ら考える力 オ 知識の量の多少 カ 専門的な力量

 (組み合わせ)  

    A B
1
2
3
4
5
木目下
木目上
養護原理

(選択式10問)

問1 【I群】の児童福祉施設最低基準に「置かなければならない」と示された児童福祉施設の職員の内容と、【II群】の児童福祉施設との正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】  

A 医療法に規定する病院として必要な職員のほか、児童指導員及び保育士  

B 嘱託医、児童指導員、保育士、栄養士及び調理員(ただし、児童40人以下を入所させる施設にあっては、栄養士を置かないことができる)  

C 医師又は嘱託医、看護師(看護師は、保育士又は児童指導員をもってこれに代えることができる)、栄養士及び調理員  

D 医療法に規定する病院として必要な職員のほか、児童指導員、保育士、心理指導を担当する職員及び理学療法士又は作業療法士 

E 医療法に規定する病院として必要な職員のほか、児童指導員、保育士及び理学療法士又は作業療法士

【II群】  ア 重症心身障害児施設  イ 肢体不自由児施設  ウ 第1種自閉症児施設  エ 盲ろうあ児施設  オ 乳児院

   (組み合わせ) 

1 A−エ 

2 B−ウ 

3 C−オ 

4 D−イ 

5 E−ア

 

 

問2 厚生労働省の「児童養護施設入所児童等調査結果の概要(平成15年2月1日現在)」に示された児童福祉施設などにおける養護問題の発生理由 に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 乳児院に入所している子どもたちの養護問題の発生理由で最も多いのは「遺児」である。  

B 児童養護施設に入所している子どもたちの養護問題の発生理由で最も多いのは「母の死亡」である。  

C 里親のもとで暮らしている子どもたちの養護問題の発生理由で最も多いのは「母の精神疾患等」である。 

D 情緒障害児短期治療施設に入所している子どもたちの養護問題の発生理由で最も多いのは「母の虐待・酷使」である。 

E 児童自立支援施設に入所している子どもたちの養護問題の発生理由で最も多いのは「母の放任・怠だ」である。

   (組み合わせ)   

    A B C D E
1 × × ×
2 × ×
3 × ×
4 × × ×
5 × × ×

 

 

問3 児童憲章の一部である。( A )〜( E )に当てはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  すべての児童は、心身ともに、健やかにうまれ、育てられ、その( A )を保障される。すべての児童は、( B )のみちを確保され、また、十分に整った教育の施設を用意される。すべての児童は、個性と能力に応じて教育され、(C )としての責任を自主的に果たすように、みちびかれる。すべての児童は、その( D )において、心身の発育が阻害されず、教育を受ける機会が失われず、また児童としての生活がさまたげられないように、十分に保護される。すべての児童は、愛とまことによって結ばれ、よい(E )として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。

(組み合わせ) 

    A B C D E
1 就学 生活 国民 就学 社会の一員
2 生活 就学 社会の一員 労働 国民
3 労働 生活 社会の一員 就学 国民
4 生活 就学 国民 労働 社会の一員
5 生活 就学 国民 就学 社会の一員

 

 

問4 現代の家族と児童養護、社会養護についての適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 世帯構成別にみた世帯数の比較では、少子高齢化の影響から核家族化が進み、現在は世帯構造の多様化が認められる。厚生労働省の「国民生活 基礎調査」によれば平均世帯人員も平成14年には3.04人になっている。 

B 厚生労働省の「児童養護施設入所児童等調査結果の概要(平成15年2月1日現在)」によれば、児童養護施設に在籍している児童の「就学状況 別児童数」の割合は、中学校が21.4%、公立高校と私立高校を合わせた ものが12.9%となっている。 

C 平成元年以降の全国の児童相談所における相談件数で最も多いのは、非行相談であり、ついで障害相談となっている。相談件数は、平成4年度 以降、ほぼ横ばい状態である。 

D 厚生労働省の「児童養護施設入所児童等調査結果の概要(平成15年2月1日現在)」によれば、乳児院児の在所時間は「1年以上〜2年未満」 が最も多く、全体の57.7%を占める。 

E 厚生労働省の「児童養護施設入所児童等調査結果の概要(平成15年2月1日現在)」によれば、母子生活支援施設に入所した理由のうち最も多 いのは、配偶者からの暴力であり、全体の28.4%を占める。

 

    A B C D E
1 ×
2 × × × ×
3 × ×
4 × × ×
5 × ×

 

 

問5 情緒障害児短期治療施設についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 情緒障害児短期治療施設は、児童福祉法第43条の5に規定され、軽度の情緒障害を有する児童を短期間入所させることになっており、保護者 の下から通所させることは認めていない。 

B 平成14年(2002年)10月で、情緒障害児短期治療施設は全国20か所に設置され、入所定員は979人となっているが、平成12年の「健やか親子21検討会報告書」で厚生省(現・厚生労働省)は、平成22年までにすべての都 道府県に情緒障害児短期治療施設を設置する方針を出している。 

C 情緒障害児短期治療施設の処遇目的は、軽度の情緒障害児を受け入れ、子どもの心の傷を癒し、社会的適応を図り、健全な社会的生活が営める よう援助することである。 

D 児童養護の経験が豊富であれば、保育士や児童指導員を、心理療法を担当する職員として配置することができる。  

E 情緒障害児短期治療施設は、施設全体が治療の場である。施設内で行っている活動すべてが治療であるという「総合環境療法」の立場をとって いる。病院と同様、医師と看護師のみが児童の生活全般を担当する。

 

    A B C D E
1
2 × × × ×
3 × ×
4 × × ×
5 ×

 

 

問6 以下は里親制度の平成14年の改正事項に関する記述である。その改正事項として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合 わせを一つ選びなさい。

A 親族里親は、両親その他現に監護する者による養育が期待できない要保護児童の三親等内の親族であることの要件を満たして、里親としての認 定を受けた者である。 

B 里親が行う養育の内容向上のために「里親が行う養育に関する最低基準」が定められた。  

C 委託児童を養育している里親家族が一時的な休息を必要とする場合には、他の里親等を活用していくレスパイトケアの事業がつくられた。 

D 児童を養育する里親自身への研修や相談機関が里親への指導と同時に里親の疑問や悩みを受け入れるなど、関係機関が里親を支援していくこと が明確化された。 

E 単親里親が新たに容認され、育児に対する知識と経験が豊にあり、里子を適切に養育できることが認められる者、心身ともに健全である者に対 しては単親でも里親として認定されることとなった。

   (組み合わせ)   

    A B C D E
1
2 × × × ×
3 × ×
4 ×
5 × ×

 

 

問7 次の事例を読み、設問について答えなさい。

【事例】 K子(8歳)は、父親からの虐待を受けており、泣きながら自宅の玄関先に立っているところを近所の児童委員が発見し、児童相談所の一時保護を経て、R児童養護施設に入所となった。K子は、身体に生傷があり、食事もほとんど食べていないことがわかった。K子の母親は、再婚であり、K子と父親は血縁関係がなかった。 父親は、リストラされて仕事もなく、元来酒好きであったこともあり、最近では朝から酒を飲むようになり、K子をビール瓶などで殴ることもあったという。母親は、家計がひっ迫していることから昼夜のパート勤務を余儀なくされている。 夫の飲酒のことで夫婦喧嘩も絶えなかったが、夫からの暴力が怖く、母親はK子への虐待については、ただおろおろしているだけだった。K子は「家に帰るとお父さんが怖いから帰りたくないけど、お母さんが心配・・・」と泣いている。

 【設問】 K子に対してのR児童養護施設の支援について、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 「お母さんが心配」というK子の意思を尊重し、一旦家に連れて行き、両親とK子とで今後の方針について話し合う。  

B 家族のことは忘れて児童養護施設での生活に早く慣れてもらうことにつとめる。  

C 養育者との安定した愛着関係をもつことがなかったことに着目し、日常生活の中でK子が示す様々な気持ちや行動に対して配慮し、安心できる生活環境を構築する。 

D 養育者との関係を修復するために直ちに積極的に面会の機会を促し、K子が自宅に帰れるように両親を説得する。  

E 明らかに虐待のケースなので、しばらくは親との面会や通信などを制限することとした。

   (組み合わせ)  

    A B C D E
1 ×
2 × × ×
3 × ×
4 ×
5 × × ×

 

 

問8〜問10 次の事例を読み、問8〜問10に答えなさい。

 【事例】 7月末頃、保育所では水遊びのために、P保育士がM君(3歳)を水着に着替えさせようとしたところ身体に不自然ないくつかの青いあざを見つけた。気になったのでP保育士は、母親がお迎えに来たときにそのことを尋ねると、母親から「M君が言うことを聞かないので、同居人の男性Qにたたかれてできたものだ」と聞かされた。気になったが、母親は「しつけとして行ったから心配ない」と強く言うので母親に任せて注意深く様子をみることにした。数日後、再び同じような青あざがM君にあるのを見つけた。(問8) M君が毎日のように同居人の男性Qから暴力を受けていたことが判明したので、児童相談所は一時保護し、判定会議の結果、児童養護施設に措置する方針が決定された。(問9)8月20日の深夜、児童養護施設に母親が酒に酔った同居人の男性Qとともに突然現れ、M君を引き取りたいからM君に会わせろと強く要望した。担当保育士は困ってしまい施設長に連絡すると、すぐに施設長が駆けつけてきて説得したが、なかなか応じてくれなかった。(問10)

【設問】 問8 P保育士が行うべきことに関する適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A P保育士は、M君の青あざを最初に見つけた時点で、不適切な養育が予想されるので、担当保育士としてまずM君の家庭に介入して指導してい くべきであった。  

B P保育士が母親にM君の青あざの原因を聞いた時点で、しつけの範囲として同居人の男性Qからたたかれたということばには、虐待の確かな証 拠がなかったので、確かな確証を得るまで注意深く様子を見たことは、 適切であった。 

C P保育士はM君の青あざを最初に見つけた時点で虐待の確かな証拠がなくても児童相談所に通報すべきであった。  

D P保育士は、児童相談所に通報することよりも、まずは同居人の男性Qの行為が虐待であることの認識を母親に持たせるように母親に働きかけるべきであった。

   (組み合わせ)   

    A B C D
1 × ×
2 × × ×
3 × ×
4 × × ×
5 ×

問9 以下は児童相談所が取らなくてはならない対応の記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A M君を一時保護する場合は、できるだけ児童及び保護者等の同意を得て行うことが望ましいが、虐待の場合は保護者の同意を得られなくても可能である。 

B 保護者の同意を得ずに一時保護をした場合、児童の引き取りを求めてきたときは、親権が優先されるので、これを拒むことができない。  

C 虐待を受けた児童の一時保護は、十分に時間をかけて虐待の実態を解明し、医師、保健師、心理判定員等による十分な検査を行い、児童が受けた身体的、心理的ダメージについて調べて処遇を決定することが求められている。 

D M君の児童養護施設への措置決定に対して保護者等が同意しない場合は、児童相談所長の判断が決定となる。

   (組み合わせ)  

    A B C D
1 × ×
2 × × ×
3 × ×
4 × ×
5 × ×

問10 親の強引な引き取り要求に対する児童養護施設の対応の記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 危険が予想されるがM君の気持ちを確かめ、M君が親の元に帰ることを望んだらその望みどおりにする。  

B 施設長が親と十分に話し合い、緊急的なことなので施設長が最終判断すべきである。  

C 施設長が親と話し合ったがなかなか応じてくれないので、手続きをしたうえで数日後にはM君を親元に帰す約束をした。

D M君への危険が予測されるので、児童相談所と協議して、一時保護に切り替えて帰さないことにした。

   (組み合わせ)   

    A B C D
1 × ×
2 × × ×
3 × × ×
4 ×
5 × × ×
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