精神保健
(選択式10問)
問1 次の【I群】の人物と【II群】にあるその人物が述べた事について、【I群】と【II群】を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【I群】
A カナー(Kanner,L.)
B サメロフ(Sameroff,A.J.)
C ラム(Lamb,M.E.)
D フロイト(Freud,S.)
E エリクソン(Erikson,E.H.)
【II群】
ア 基本的社会化の時期
イ 家庭崩壊
ウ 発達的悪循環
エ 自己同一性
オ リビドー
(組み合わせ)
問2 次の文は、広汎性発達障害についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 小児自閉症とその類縁障害の総称である。
B 多動性障害がある場合はその診断を優先する。
C アスペルガー症候群は含まれない。
D 小児自閉症では、一般的に3歳以前に症状があらわれる。
E 小児期崩壊性障害も含まれる。
(組み合わせ)
問3 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】 5歳の女児。流暢によくしゃべるが、聞き手の反応には無頓着である。保育園の決まりごとや約束は自らよく守る。しかし、決まりごとを守れない友だちをみると怒って興奮してしまう。友だちが転んでケガをして泣き出したのをみて、指をさして大笑いしていた。保育園では友だちと仲良く遊べるが、保育園の外でその友だちとばったり出会っても、挨拶もせず素通りしてしまう。小学校低学年向けの本はすらすらと音読できる。小学校2年生の姉よりも先にかけ算の九九をすべて覚えた。
【設問】この子どもで疑われる精神医学的問題のうち、最も可能性の高いものを一つ選びなさい。
1 アスペルガー症候群
2 選択性緘黙
3 多動性障害
4 学習障害
5 異常なし
問4 次の文は、多動性障害についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 男女比は同じである。
B 基本的な症状は、注意散漫とコミュニケーション障害である。
C 加齢にともない、自然とよくなるので心配は要らない。
D 原因は親の療育態度である。
E ICD−10の診断基準では、多動性障害は学齢期以降に発症するとされている。
(組み合わせ)
問5 次の文は、精神保健に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A 知能検査で平均値から2標準偏差以上低い場合、自閉症が強く疑われる。
B 多動性障害の子どもは、特定の物やパターンに強い執着を示し、コミュニケーションの質的異常がみられる。
C 運動機能の異常がほとんど目立たないのに、画像検査などで神経学的病巣が顕著な場合を神経学的ソフトサインという。
D ダウン症は、第21染色体が3本ある染色体異常で、先天性疾患をともなうことがある。
E 脳神経系が成熟する18歳までは、神経系に作用する薬物を使用すべきではない。
(組み合わせ)
1 AB
2 BD
3 CE
4 Cのみ
5 Dのみ
問6 次の【I群】と【II群】のことばを結びつけた場合に、最も関連のある組み合わせを一つ選びなさい。
【I群】
A 睡眠障害
B 汚言症
C エコラリア
D 脳波異常
E 連合弛緩
【II群】
ア てんかん
イ 統合失調症
ウ ナルコレプシー
エ 広汎性発達障害
オ ド・ラ・トゥレット症候群
(組み合わせ)
問7 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】5歳の男児。ある晩、睡眠中に突然悲鳴をあげて起き上がり、荒い息づかいで叫ぶ。親が近づくと抱きついてくるが、声をかけても返事をしない。10分ほどで再び眠りについた。翌朝、眼がさめた時には、このエピソードを本人はまったく記憶していなかった。
【設問】この子どもで最も疑われる病名を、一つ選びなさい。
1 過呼吸発作
2 てんかん
3 悪夢
4 チック
5 夜驚症
問8 次の文は、摂食障害についての記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A パーソナリティー障害の諸特徴をともなうことはない。
B 患者は、体形や体重に過度の関心を持っている。
C 拒食、過食、おう吐、盗み食いなどの食行動の異常が生じる。
D 脱水や栄養失調をきたすことがあるが、死に至ることはない。
E 女性に多いが、男性にもみられることがある。
(組み合わせ)
1 ABC
2 BCD
3 BCE
4 ABCE
5 A〜Eのすべて
問9 次の文は、胎児や母体、新生児についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A わが国では、産後うつ病が欧米より非常に多い。
B 出生時体重1000g以下の超低出生体重児の死亡率は、未だ半数を超えてい
る。
C 胎児性アルコール症候群(FAS)では、小頭症などの頭部顔面域の形成障害
を認める。
D 新生児における感覚の混同を共感覚と呼ぶ。
E 新生児の視力は、既に大人の視力と同じである。
(組み合わせ)
問10 次の文は、近年の不登校についての記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A 小学校における不登校児童の生徒数は、低学年が最も多い。
B 学校に対する強い嫌悪感が形成されることが主たる要因である。
C 適応指導教室は、登校できない子どものための過渡的あるいは代替的な教育の場である。
D 不登校から、いわゆるひきこもりの状態へと進むことがある。
E 直接のきっかけとなるような事柄がみあたらないものは、不登校とは呼ばない。
(組み合わせ)
1 AB
2 CD
3 ACD
4 BDE
5 CDE