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保育士試験用紙
発達心理学 (平成19年度)

(選択式10問)

問1、1
A、○
B、× 
C、×
D、○
E、○

愛着理論(あいちゃくりろん、Attachment theory )は、心理学における人と人との親密さを表現しようとする愛着行動についての理論から由来する概念。ジョン・ボウルビィ(John Bowlby,1907年-1990年)は愛着の発達には4段階ありと仮定している。そのなかでは『特定の人に対して定位や発信を向けるようになるのは、誕生から12週から6ヵ月の第2段階とされている。

問2、2
A、○
B、× 大人の働きかけに対しては、快や不快の感情が分化してくる時期である。
C、○
D、×  一語文や二語文を発するようになるのは一般的に1歳後半頃であり、この問いの文では『喃語を発する』が正しい。

問3、2
A、×
B、○
C、×
D、× 母親との関係はとても大切である。
E、× すぐに欲求が満たされなくとも、我慢できるようになってくる。

エリクソンの人間の育ちを8つの発達段階に区別した詳細

1)乳児期「基本的信頼 対 不信」
母子関係において,乳児が基本的不信をうわまわる基本的信頼のパターンを確立できるか否か

2)早期児童期「自律性 対 恥・疑惑」
排泄のしつけを通じて,幼児が「保持しておくことと手放すこと」を協調させ、自律的な意志を身につけることができるか否か

 3)遊戯期「積極性 対 罪悪感」
エディプス・コンプレックスによる罪悪感を乗り越えて,自発性・積極性を身につけられるか否か

 4)学齢期「生産性 対 劣等感」
劣等感や不全感にうちひしがわれてしまわないで,勤勉さ,達成能力を身につけられるか否か

 5)青年期「アイデンティティ 対 アイデンティティ拡散」
急速な身体的成長と性的成熟がもたらす、自分についての自他のイメージや認識の動揺を克服して、自我アイデンティティの感覚を得ることができるか否か

 6)初期成人期「親密性 対 孤立」
アイデンティティの融合に裏づけられた友情,愛,性的親密さを得ることができるか否か

 7)成人期「生殖性 対 停滞」
次ぎの世代をはぐくみ,世話することに喜びをかんじられるようになるか否か

 8)成熟期「統合性 対 絶望」
自己嫌悪に陥ることなく,自己の人生を自己の責任として受け入れることができるか否か

問4、3
A、× 赤ちゃんは抱っこしたり、スキンシップをとることで安心感を感じ、信頼感も得ることができる。
B、○
C、○
D、× スキンシップをとることで安心感を感じ、信頼感も得ることができるので、問いの文は間違いとなる。
E、○

問5、5
A、 × 2歳児でも少しずつ友達同士で関わることができるようになり、友達と一緒に遊ぶに参加することができる。
B、× 5、6歳児では、『困った時に助け合い、苦しい時に励ましあう人を友達』とは、一般的に、答えることはできない。
C、× 主張的行動も少ない。
D、○
E、

問6、3
A、× 前操作的段階は、2歳から7歳頃までの年齢段階をさす。
B、○
C、○
D、× 問いの文は、形式的操作期の記述である。

問7、5
A、× 三歳児の段階では、ことばだけの指示にしたがって行動とることは難しい。
B、× 二つのことばをならべて話す「わんわん(犬)」などは、一語文である。
C、○
D、○
E、○

問8、4
A、○
B、○
C、○
D、× 幼児期ではなく青年期が正しい
E、○

問9、5
A、○
B、○
C、○
D、○
E、× 子どもが安心して過ごすことができ、子どもの成長に必要な環境や援助が与えられることが大切である。

問10、4
A、○
B、○
C、○
D、× 成人期に人格が安定していない場合もある。
E、○

保育士試験用紙
保育士試験用紙
精神保健 (平成19年度)

(選択式10問)

問1、5
A、× 脳は大脳・間脳・中脳・橋・延髄・小脳にわけられ、間脳・中脳・橋・延髄を脳幹といい、最高中枢となっている。
B、× 脊髄からは31対の脊髄神経が出ていて、手や足や、体の筋肉や関節や、胃、心臓、 肺などの内臓とつながってる。
C、× 感覚統合療法(かんかくとうごうりょうほう)は、アメリカの作業療法士のエアーズ(Ayres,A.J.)がまとめたもので、LDや自閉症を含めた発達障害のある子等へのリハビリテーションの一つ。前庭系、体性感覚系(固有受容覚、触覚)での感覚情報処理が重視される。
D、× 大脳などの中枢神経系の発達は生後急速に進んで、12歳の頃には成人と同じレベルに達する。
E、× 後頭葉には視覚の中枢が、側頭葉には聴覚の中枢がある。

問2、3
A、○
B、○
C、× 吃音(きつおん、別名「どもり」)とは、発声時に音声が連続して発せられたり、瞬間あるいは一時的に無音状態が続くなどの言葉が円滑に話せない疾病。言語障害、発達障害の一種である。基本的には治療は、言語障害などを治療する言語聴覚士(ST)が行い、養育者が頻繁に注意してプレッシャーをあたえることは、逆効果になる。
D、× 
連声型(連続型、連発)
たとえば「おはようございます」という文章の場合、発声が「お、お、おは、おはようございます」などと、ある言葉を連続して発生する状態。
無声型(無音型、難発)
上記の例の場合をとると、言葉が「お、……(無音)」となり、最初の言葉から後ろが続かない状態。
E、× 顔面や他の身体部分の不随意運動をともなっているものも含む。

問3、2
A、○
B、○
C、× 児童相談所に通告する義務はないが、必要に応じて保護者に助言を行ったり、医療機関を紹介したりする行動が必要である。
D、×  インフォームド・コンセントとは、医師が患者に対して、受ける治療内容の方法や意味、効果、危険性、その後の予想や治療にかかる費用などについて、説明をし、そのうえで治療の同意を得ることをいう。
E、× 障害児の通園施設では、子ども3人につき保育士1人が配置されなければならない。

問4、1
A、○
B、○
C、○
D、○
E、○

問5、3
A、○
B、× 小児自閉症の原因は、遺伝的な因子が関係してるものが、最も多いと考えられている。
C、× 高機能自閉症は、一見まわりの健常者と変わらないため、自閉症の症状とは見られないため誤解が生じやすく、社会適応が困難な場合が多い。
D、○
E、○

問6、1
A、○
B、○
C、○
D、○
E、○

問7、5
A、× ※1
B、× 学習障害の可能性が高く、母子関係に問題があったとは言えない。
C、× 
D、○
E、× 幼児期より算数教育を始めることでは予防できないが、十分にケアすることによって、自然と治る場合が多い。

※1 広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい)には下記のようなものが含まれる。なお、知的障害の無い、もしくは軽いものは高機能広汎性発達障害(高機能自閉症)と呼ばれ、軽度発達障害に分類されるが自閉症と広汎性発達障害は別個の障害ではなく一連の発達障害を含む障害の総称である。WHO(世界保健機関)の定義案によれば、幼児自閉症は遅くとも生後30ヶ月以内に症状が認められる症候群であるとされている。この障害はレット障害または小児期崩壊性障害ではうまく説明されない。広汎性発達機能障害、高機能自閉症、アスペルガー症候群などを合わせて、発達機能障害と総称する。
種類
小児自閉症
DSM-IVによる自閉症の診断基準として3つの点が基本障害とされている。
1. 対人的な相互反応の障害、社会性の障害。
2. 言語、非言語によるコミュニケーションの障害。
3. 想像力の障害とそれに基づく行動の障害。
てんかんなどの脳波異常や脳室拡大が合併する事もある。
難治性ではあるが特定の症例を除き進行性ではなく、一患者に於いては発達が見られる。古典的タイプのカナー型自閉症の発症率は約1,000人に1人で男:女=4:1と50年前には報告されている。人種による差はない。
アスペルガー症候群を除き言葉の発達の障害が見られるため聴覚障害と鑑別しなければならない。聴覚障害や癲癇(てんかん)は脳波を取ることで客観的に検査できる。治療は、コミュニケーションを促す療育的対応を基本として、個別一過性の症状には対症的な薬物療法を行う。薬物療法は、自傷行為に対して向精神薬を用いる等する。
予後は、社会の受け入れ態勢の整備と共に徐々に改善してきており、幼児期にIQが高かったり、意味を持つ言葉の発達が良好であったりその消失がなければ、予後は比較的良いとされるが、その症例は十人十色、さまざまであり個別のケアが望まれる。
非定型自閉症
小児自閉症の3つの症状が揃わない、など定型的でない自閉症。
レット症候群
1966年、ウイーンの小児神経科の医師 アンド・レアス・レット博士によって一つの症例が発表され、彼の名を取って「レット症候群」と名付けられた。女児のみに起こる進行性の神経疾患で、知能や言語・運動能力が遅れ、常に手をもむような動作や、手をたたいたり、手を口に入れたりなどの動作を繰り返すことが特徴。
生後六ヶ月から一年六ヶ月の頃に発症。児童期には体幹失調・脊椎変形・舞踏病様運動・てんかん発作が現れ、進行性。運動機能が崩壊する。精神遅滞は重度。女児のみに発症。
アスペルガー症候群
一般的には自閉症の軽度例と考えられているが、自閉傾向が強い場合は社会生活での対人関係に大きな問題が起きるため、必ずしも知的障害がないから問題も軽度であるとは限らない。ある研究者によると、むしろ知能が高い方が問題が起きやすいともいう。言語・認知的発達の遅滞はない点で、小児自閉症から区別される。

問8、5
『動作が出現し軽快と増悪を繰り返して』という部分から。トゥレット障害と判断できる。トゥレット障害は、チックという一群の神経精神疾患のうち、音声や行動の症状を主体とし慢性の経過をたどるものを指す。小児期に発症し、軽快・増悪を繰り返しながら慢性に経過する。
A、× トゥレット障害の原因は確定していないが、基底核におけるドパミン系神経の過活動仮説が提唱されている。また双生児研究などから、遺伝的要因も関与していることも示唆されている。
B、○
C、× 睡眠障害を伴うことはない。
D、○
E、×

問9、2
A、○
B、× 保健センターではなく、児童相談所である。
C、○
D、× 主たる虐待者は、実母が最も多い。 
E、× 緊急の場合は、親の同意は必要ない。

問10、5
A、× 診断に原因となる心的外傷の年齢は関係はない。
B、× 主な病態は、『フラッシュバック、不眠、不安』などである。
C、× 言語的に説明できなくても、診断される。
D、× 解離性症状が認められる。
E、○

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