保育士試験用紙
社会福祉

(選択式20問)

問1 次の文は、我が国の今日の社会福祉に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした 場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 社会福祉は、国や経済的に余裕のある人が、困っている人々への救済として、援助の手を差し伸べるという性質のものであり、国民が権利として獲得する制 度ではない。

B 社会福祉は、無料でサービスを提供することを原則としている。

C 社会福祉は、歴史的には、宗教的な救済として事業化されることもあったが、今日、宗教法人が社会福祉事業を経営することはできない。

D 社会福祉は、国や地方公共団体の責任で推進されるものであるが、住民の参加など公私の協働により推進されることも重要である。

   (組み合わせ)  

   
1 ×
2 ×
3 × ×
4 × × ×
5 × × ×

 

 

問2 次の文は、社会的孤立に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい 組み合わせを一つ選びなさい。

A 現代の社会的孤立は、ホームレス、単親世帯、孤立死などの問題として現れている。

B 社会的孤立の対策においては、ソーシャル・インクルージョンという理念の啓発などが重要である。

C 潜在的なニーズの問題とも関連し、社会的孤立の対策においては積極的な個別対応が求められる。

D 社会的孤立のような福祉課題の対策は、プライバシーにかかわる問題であるため地域住民が関与すべきではない。

   
1 ×
2 ×
3 × ×
4 × ×
5 × × ×

 

 

問3 次の文は、自立に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合 わせを一つ選びなさい。

A 児童養護施設に入所中の児童に対しては、自立支援計画を策定しなければならない。

B 「自立支援」という理念は、過度な介護が依存を助長して自立を損なうことを未然に防ぐ考え方でもある。

C 重症心身障害児施設に入所している児童は身体的にも精神的にも重い障害をもっているので、彼らに対して自立支援の考え方を適用することはできない。

D 生活保護を受給している人が自立できるようになるかならないかということは、福祉制度の問題であるよりは、受給者の心理的な問題である。

   (組み合わせ)  

   
1 × ×
2 ×
3 × ×
4 × × ×
5 × × ×

 

 

問4 次の記述のうち、平成12年5月に成立した「社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改 正する等の法律」による改正の主な内容として不適切な記述を一つ選びなさい。

1 利用者の立場に立った社会福祉制度の構築

2 福祉サービスの質の向上

3 社会福祉事業の充実・活性化

4 地域福祉の推進

5 雇用拡大及び就労支援の推進

 

 

問5 次の文は、少子高齢社会に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正し い組み合わせを一つ選びなさい。

A 出生数の年次推移から、おおむね昭和22~24年の間は、「第一次ベビーブーム」と呼ばれ、年間約270万人の子どもが生まれていた。

B 65歳以上の高齢者が人口の7%を超えた社会を「高齢化社会」と呼び、日本では、昭和45年に高齢化社会を迎えた。

C 社会福祉法は、民間社会福祉事業経営者が不当に財政的、管理的援助を国及び地方公共団体に仰がないことを規定し、民間社会福祉事業の自主性、 独立性を法的に定めた。

D 平成19年の合計特殊出生率1.34は、人口維持に必要な数値とされる3.1にはほど遠い数値であるため、今後少子化が人口減少につながることが予測 されている。

   (組み合わせ)

   
1 ×
2 × ×
3 ×
4 × ×
5 × × ×

問6 次の文は、社会連帯に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組 み合わせを一つ選びなさい。

A 国民全体で支え合う社会連帯の理念は、高度経済成長期の「福祉社会から福祉国家へ」という標語の下、「大きな政府」づくりにおいて不可欠なものである。

B 国民全体で支え合う社会連帯の理念は、介護保険のような社会保険制度による介護の社会化において不可欠なものである。

C 国民全体で支え合う社会連帯の理念は、社会福祉基礎構造改革において、改革の理念の基調の一つになっている。

D 国民全体で支え合う社会連帯の理念は、障害者の福祉を向上させるために不可欠なものである。

   (組み合わせ)

   
1 ×
2 ×
3 × ×
4 ×
5 × ×

問7 次の組み合わせは、「制度や手続き」とその「窓口」と「根拠となる法律」に関する組み合わせであ る。最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

1 要介護認定 地域包括支援センター 老人福祉法
2 後期高齢者医療 保健所 介護保険法
3 母子生活支援施設 児童相談所 母子及び寡婦福祉法
4 障害程度区分認定 地域活動支援センター 児童福祉法
5 補装具購入費助成 市町村障害者 自立支援法

 

問8 次の文は、虐待防止の取り組みに関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A 「児童虐待の防止等に関する法律」は、児童への虐待を身体的虐待・養育放棄(ネグレクト)・心理的虐待・経済的虐待の4つに区分し、虐待の有無は管轄 の警察が認定すると規定している。

B 「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」は、家族等の養護者による虐待だけでなく介護施設等従事者による虐待も対象にしてお り、市町村が高齢者の保護等の第一義的な役割を担うこととしている。

C 「障害者自立支援法」は、障害者等に対する虐待の防止及びその早期発見のために関係機関と連絡調整することを市町村の責務として規定している。

D 「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」は、地域で被害者を支援するための配偶者暴力相談支援センターの業務を児童相談所で実施する よう各市町村に義務付けている。

   (組み合わせ)

1
2
3
4
5

 

問9 次の【事例】は、失業時における社会保障制度の利用に関する記述である。( A )〜( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【事例】
Aさんは、勤務していた会社が、不況による経営困難で倒産したため失業することとなった。このため( A )に( B )の給付を申請した。また再就職のために職業技術を身につけようと考えて( C )に通うこととなり、( B )から技能習得手当が支給されることとなった。

   (組み合わせ)

   
1 公共職業安定所 雇用保険 職業能力開発校
2 労働基準監督署 生活保護 授産施設
3 公共職業安定所 労働者災害補償保険 福祉人材センター
4 労働基準監督署 雇用保険 授産施設
5 福祉事務所 生活保護 福祉人材センター

 

問10 次の文は、「次世代育成支援対策推進法」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

この法律は、我が国における急速な( A )並びに家庭及び地域を取り巻く( B )にかんがみ、次世代育成支援対策に関し、基本理念を定め、並びに国、地方公共団体、事業主及び国民の責務を明らかにするとともに、( C )策定指針並びに地方公共団体及び事業主の( C )の策定その他の次世代育成支援対策を推進するために必要な事項を定めることにより、次世代育成支援対策を迅速かつ重点的に推進し、もって次代の社会を担 う子どもが健やかに生まれ、かつ、育成される社会の形成に資することを目的とする。

   (組み合わせ)

   
1 高齢化の進行 信頼関係の希薄化 支援計画
2 少子化の進行 環境の変化 行動計画
3 核家族化の進行 孤立化の増進 行政計画
4 少子高齢化の進行 相互扶助の変化 福祉計画
5 都市化の進行 支援関係の変化 育成計画

 

問11 次の文は、ボランティア活動の推進に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした 場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 平成7年の阪神・淡路大震災では、全国から多くのボランティアが駆けつけ、献身的な救護活動を展開し、改めてボランティア活動の重要性や意義を国民に認識させることとなった。

B 平成10年に「特定非営利活動促進法」(通称NPO法)が施行され、一定の要件を満たす団体は法人格を取得できるようになった。

C 21世紀最初の年に世界におけるボランティア活動の一層の推進を図るために、国連は2001年を「ボランティア国際年」とした。

D 内閣府の「社会意識に関する世論調査」(平成19年1月調査)によると、「社会のために役立ちたい」と考えている高齢者は、60歳代の約30%程度であり、社会貢献に関する意識は高いとはいえない。

   (組み合わせ) 

   
1 ×
2 ×
3 × ×
4 ×
5 × × ×

 

 

問12 次の文は、社会福祉援助技術に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 社会福祉における個別援助技術は、心理的な支援を目的とするカウンセリングと混同しないように理解されなければならない。

B 社会福祉援助技術において、集団に対するメンバーの「参加の原則」があるが、地域における住民の参加も重視されている。

C 社会福祉援助技術の「受容の原則」は、個別援助技術だけでなく集団援助技術においても通用するものである。

D 社会福祉援助技術において重視される「主体性尊重の原理」は、個別援助技術だけのものであり、集団を構成するメンバーに対しては重視されない。

   (組み合わせ) 

   
1
2 ×
3 ×
4 × ×
5 × × ×

 

 

問13 次の文は、社会福祉援助技術の原則に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 社会福祉援助技術において重視される「個別化の原理」は、基本的に個別援助技術のものであり、集団援助技術においては通用しない。

B 社会福祉援助技術において、集団に対するメンバーの「参加の原則」があるが、地域における住民の参加も重視されている。

C 社会福祉援助技術の「受容の原則」は、個別援助技術だけでなく集団援助技術においても通用するものである。

D 社会福祉援助技術において重視される「主体性尊重の原理」は、個別援助技術だけのものであり、集団を構成するメンバーに対しては重視されない。

   (組み合わせ) 

   
1
2 ×
3 ×
4 ×
5 × ×

問14・15 次の【事例】を読んで、問14・問15 に答えなさい。

【事例】
 21歳の母親Xさん(以下、Xさんと略述)は、4歳の時に実母が家出をしたため児童養護施設に入所し、中学を卒業後は住み込みの就職をした。その後、職 場で知り合った男性と昨年結婚をして、出産した。
 夫は、仕事の後、友人と酒を飲んで帰宅することが多く、あまり子育てに協力的ではない。Xさんは育児に関して相談できる友人もおらず孤立感も強い。人間 関係を広げることは得意ではない。
 そこでXさんは、近隣保育所に併設されている「Y子育て支援センター(以下、Yセンターと略述)」を訪ね、「離乳食の作り方がわからない。こんな自分に 子育てができるのか不安である。自分には母親がいなかったので、どう育ててよいのかわからない。子どもが泣き止まない時は、窓の外に投げ出したくなること もある。」と涙ながらに訴えた。
 相談に応じたのは、子育てアドバイザーのZ(以下、Zアドバイザーと略述)だった。
 Xさんは、度の相談の後、Yセンターで実施している母親グループ(Yセンターでは、集団援助技術が用いられている。)にも参加することになった。

問題 14.
 次の文は、初回面接でのZアドバイザーの対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述 を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 初回の相談においてZアドバイザーは、Xさんの訴えに対して手短に離乳食のつくり方を教えた。初回面接は、それだけで時間になってしまったのでZアド バイザーは、「また、いつでも、分からないことができたら来てくださいね。」と言って帰した。

B 初回の相談においてZアドバイザーは、Xさんの訴えに対して「どう育ててよいかわからず不安なのですね。」と答えた。すると、Xさんはいろいろな不安 で夜眠れないことや、子どもと常に一緒であることを苦痛に思うことがあるなどと話し始めた。Zアドバイザーは、そうしたXさんの言葉をさえぎらず、いろい ろな感情を吐き出させた。

C 初回の相談においてZアドバイザーは、Xさんの訴えを聞き、「あなたの育児不安は放置しておくと、子どもを虐待してしまいかねないわね。」と断定し た。そして、「同じ子育てをしている母親グループに絶対に入らないとだめよ。」と指示した。

D 初回の相談においてZアドバイザーは、Xさんの訴えを聞き、「それはつらかったですね。もう少しあなたのことを聞かせてください。」と言うと、Xさん は、自分の生育歴や夫に対する不満などを話し始めた。

   (組み合わせ) 

   
1 ×
2 ×
3 × ×
4 × ×
5 × × ×

 

問題 15.
A 人間関係を広げることが得意ではないXさんが、同じ子育てをしている母親たちとの交流の場をもてるよう、受容的雰囲気をつくり出す集団援助技術が用いられ る。

B XさんとZアドバイザーの相互作用を活発化させるために集団援助技術が用いられる。

C Xさんは、21歳と若く人格形成の途上にあり、集団は人格形成に重要な役割をもつので、集団援助技術が用いられる。

D 集団には治療的な力があるので、Xさんの不安解消などを期待して集団援助技術が用いられる。

   (組み合わせ)

   
1 ×
2 ×
3 × ×
4 × ×
5 × ×

 

問16 次の文は、社会福祉の理念に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正 しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 人間の尊厳の保持は、社会福祉の各分野に共通した中心課題である。

B 自己決定の尊重は、現在の社会福祉の理念となっているが、利用者が自ら福祉サービスを選択することは全く尊重されていない。

C ノーマライゼーションは、同じ地域社会の中で子どもも高齢者も障害者も人々がともに生きる、ノーマルな社会づくりを目指す社会福祉の理念である。

D 生活の質(QOL)の向上は、障害者福祉の分野においては、日常生活動作(ADL)の向上が達成されればよいと考えられる。

   
1 ×
2 ×
3 × ×
4 × ×
5 × ×

 

 

問17 次の文は、社会福祉法人に関する記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。

1 社会福祉法人の認可は、その主たる事務所のある市町村長が行い、その認可を得た後、登記して成立する。

2 社会福祉法人は、その利用者の生活が脅かされることのないよう、他の社会福祉法人との合併は認められているが、解散や破産は認められていない。

3 社会福祉事業のうち、第種社会福祉事業は、国、地方公共団体又は社会福祉法人が経営することが原則とされている。

4 社会福祉法人は、社会福祉事業の他に公益事業を実施することができるが、収益事業を実施することは認められない。

5 社会福祉法人には評議員会は義務設置であるが、理事会は任意設置である。

 

問18 次の文は、苦情解決制度に関する記述である。正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。

A 社会福祉事業の経営者は、常に、その提供する福祉サービスについて、利用者等からの苦情の適切な解決に努めなければならないと社会福祉法は定めている。

B 日常生活自立支援事業(福祉サービス利用援助事業)の適正な運営の確保と利用者等からの苦情を適切に解決するため、市町村社会福祉協議会に運営適正化 委員会が設置されている。

C 苦情の解決・改善の実績等を広く公表することは、サービスの信頼性や質を高めるとともに、利用者がサービスを選択する際の重要な材料となる。

D サービス利用者からの苦情は、苦情受付担当者が随時受け付けているが、第三者委員は、直接苦情を受け付けることができない。

(組み合わせ)
1 A・B
2 A・C
3 B・C
4 B・D
5 C・D

 

問19 次の文は、情報提供に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組 み合わせを一つ選びなさい。

A 情報提供は、単に情報を開示するだけではなく、利用者が各種のサービスを活用できるよう十分な情報を届け、希望に即した利用を支援する役割も期待され ている。

B 社会福祉法では、すべての社会福祉事業の経営者は、福祉サービスを利用するための契約が成立したときは、その利用者の希望により、書面を交付すること と定められている。

C 社会福祉法では、利用者の利益の保護と不正な競争の防止のために、サービスの内容や費用、契約の解除や事業者の資力や実績等に関する事項について、誤 解を招くような誇大広告を行うことを禁止している。

D 児童福祉法では、市町村は、児童の保護者による保育所の選択及び保育所の適正な運営の確保に資するため、保育所の設置者、設備及び運営の状況その他の 事項に関し、情報の提供を行わなければならないと定められている。

   
1 × ×
2 ×
3 × ×
4 × × ×
5 × × ×

 

問20 次の文は、社会福祉制度における利用者負担に関する記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。

1 生活保護法では、被保護者が医療扶助や介護扶助などにより医療や介護のサービスを利用した場合には、利用者は定額負担することとされている。

2 介護保険法では、利用者は介護給付を受けたときはその費用の一部を所得に応じて負担する応能負担である。

3 障害者自立支援法では、自立訓練などの訓練等給付については自立を支援するため利用者負担はない。

4 保育所を利用した場合、利用児童の保護者は所得に応じて市町村が決定した額を負担することとされている。

5 放課後児童健全育成事業(いわゆる学童保育)を利用した場合、利用児童の保護者は、その費用の一定割合を負担する応益負担である。

 

保育士試験用紙

 

ボタンを押すとこれより下に結果が表示されます
space