保育士試験用紙
教育原理

(選択式20問)

問1 次の文は、「教育基本法」第1条の条文である。(  )にあてはまる記述を一つ選びなさい。

 教育は、(  )を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

1 人格の完成
2 人間性の開発
3 真理の探究
4 国家の発展
5 個人の確立

     

       

問2 次次の文のうち、「児童の権利に関する条約」第29条に教育の目的として示されていることを○、示されていないことを姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 児童の人格、才能並びに精神的及び身体的な能力をその可能な最大限度まで発達させること。

B 日常の会話や、絵本、童話等に親しむことを通じて、言葉の使い方を正しく導くとともに、相手の話を理解しようとする態度を養うこと。

C 音楽、身体による表現、造形等に親しむことを通じて、豊かな感性と表現力を養うこと。

D 自然環境の尊重を育成すること。

   (組み合わせ)  

   
1 ×
2 × ×
3 × ×
4 × ×
5 × ×

 

 

問3 次の文は、平成21年4月施行の「幼稚園教育要領」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 ( A )は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり、( B )は、学校教育法( C )に規定する目的を達成するため、幼児期の特性を踏まえ、環境を通して行うものであることを基本とする。

【語群】
ア 幼児教育   イ 幼稚園教育  ウ 幼児期における教育
エ 就学前教育  オ 第22条    カ 第77条

  (組み合わせ) 

   
1
2
3
4
5

 

 

問4 次の記述に該当する人物として、正しいものを一つ選びなさい。

 日本において最も早く体系的ともいえる教育論をまとめた儒学者である。ロック(Locke, J.)とほぼ同時代の人であり、ともに医学を修め、しかも自分自身健康に恵まれなかったことに共通したものがあるため、「日本のロック」と称されることもある。
 子育ての書として晩年にまとめた著作では、6歳から20歳に至るまでの成長過程に即して、教育方法と学習教材とが「随年教法」として提示されている。彼は、「小児の教は早くすべし」と、早い時期からの善行の習慣形成の必要性を主張した。

1 荻生徂徠
2 中江藤樹
3 佐藤信淵
4 伊藤仁斎
5 貝原益軒

 

問5 次の文のうち、ルソー(Rousseau, J.-J.)が著した『エミール』に記されている内容として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 人は子どもというものを知らない。子どもについてまちがった観念をもっているので、議論を進めれば進めるほど迷路にはいりこむ。このうえなく賢明な人々でさえ、大人が知らなければならないことに熱中して、子どもにはなにが学べるかを考えない。かれらは子どものうちに大人をもとめ、大人になるまえに子どもがどういうものであるかを考えない。

B 万物をつくる者の手をはなれるときすべてはよいものであるが、人間の手にうつるとすべてが悪くなる。

C 自然を観察するがいい。そして自然が示してくれる道を行くがいい。自然はたえず子どもに試練をあたえる。あらゆる試練によって子どもの体質をきたえる。

D ここでわたしは教育ぜんたいのもっとも重大な、もっとも有益な規則を述べることができようか。それは時をかせぐことではなく、時を失うことだ。

E すべてのもののなかに、神的なものが、神が、宿り、働き、かつ支配している。

  (組み合わせ)

   
1 ×
2 × ×
3 ×
4 × ×
5 × ×

 

 

問6 次の記述は、ある人物の墓碑銘である。該当する人物として正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A ノイホーフにおいては、貧しき者の救い人
   『リーンハルトとゲルトルート』のなかでは、民衆に説き教えし人
   シュタンツにおいては、孤児の父
   ブルクドルフとミュンヘンブーフゼーでは、国民学校の創設者
   イヴェルドンにおいては、人類の教育者

B いざや、我らが子どもたちに生きようではないか

    (組み合わせ) 

   
1 ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.) フレーベル(Fröbel, F.W.) 
2 ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.) 倉橋惣三
3 フレーベル(Fröbel, F.W.)  倉橋惣三
4 フレーベル(Fröbel, F.W.)  ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
5 エレン・ケイ(Key, E.)  フレーベル(Fröbel, F.W.) 

 

問7 の文は、わが国の義務教育制度についての説明である。不適切な記述を一つ選びなさい。

1 明治33(1900)年、小学校令が大幅に改正され、尋常小学校は3年制を廃止して、4年制に統一し、義務教育は4年とした。また、この改正により、それまで徴収されてきた義務教育の授業料は原則として徴収しないこととし、わが国ではじめて義務教育無償制への第一歩が踏み出された。

2 わが国では、「日本国憲法」第26条により、国民の教育を受ける権利がうたわれており、同時に、国民は「その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ」ことが明記されている。

3 教育基本法では、義務教育の目的として「各個人の有する能力を伸ばしつつ社会において自立的に生きる基礎を培い、また、国家及び社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養う」ことをあげている。

4 学校教育法によると、子どもは、小学校および中学校において定められた教育内容を習得する義務を負う。

5 義務教育の無償の理念の下、国公立の義務教育諸学校では授業料を徴収しない。

 

 

問8 次の文は、教育評価に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 教育評価は、評価が行われる時期と目的の違いによって、( A )評価、( B )評価、および( C )評価とに分けられる。( A )評価は、実際の指導に先立って、児童生徒の学習への準備状態を把握し、適切な教育目標を設定し、指導計画を立案するために行われる。(B )評価は、学習指導の途上で指導の軌道を修正したり、指導法の適切性を確認したりするために行われる。( C )評価は、学期末や学年末など、学習が一段落したところで、教育目標の達成の程度を明らかにしようとするものである。その結果は、次の指導計画立案に役立てられる。

(組み合わせ)

   
1 診断的 総括的 形成的
2 診断的 形成的 総括的
3 形成的 診断的 総括的
4 形成的 総括的 診断的
5 総括的 診断的 形成的

 

問9 次の文は、生涯学習社会における教育についての記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

1 生涯教育という言葉は、1965年ユネスコの成人教育推進国際委員会で、ラングラン(Lengrand, P.)によって提唱された。

2 生涯教育とは国、地方公共団体、その他の組織が人々の生涯学習を支援する仕組みのための基本理念であり、社 会教育・学校教育・家庭教育を有機的に統合するものである。

3 リカレント教育とは、生涯教育の一形態で、フォーマルな学校教育を終えて社会の諸活動に従事した後、個人の必要に応じて教育機関に戻るなど交互に行き交う教育である。

4 学習社会とは、人々が生涯のいつでも、自由に学習する機会を選択して学ぶことができ、その成果を適切に評価されるような社会であり、そうした生涯にわたる学習活動を促進する学習機会や学習資源を整備した社会である。

5 生涯学習とは、学校や社会の中で意図的、組織的な学習活動として行われるものであり、人々のスポーツ活動やレクリエーション活動の中では行われるものではない。

 

問10 学校における児童生徒の懲戒・体罰に関する指針として、文部科学省は「問題行動を起こす児童生徒に対する指導について(通知)」(平成19年2月5日)の別紙「学校教育法第11条に規定する児童生徒の懲戒・体罰に関する考え方」を示した。次の文のうち、そこで示された考え方と異なるものを一つ選びなさい。

1 教員等が児童生徒に対して行った懲戒の行為が体罰に当たるかどうかは、当該児童生徒の年齢、健康、心身の発達状況、当該行為が行われた場所的及び時間的環境、懲戒の態様等の諸条件を総合的に考え、個々の事案ごとに判断する必要がある。

2 殴る、蹴るなど、身体に対する侵害を内容とする懲戒は体罰となるが、長時間の正座や直立など、特定の姿勢を長時間にわたって保持せることは、肉体的苦痛を与えたとしても体罰とはならない。

3 単に授業に遅刻したこと、授業中学習を怠けたこと等を理由として、児童生徒を教室に入れず又は教室から退去させ、指導を行わないまま放置することは、義務教育における懲戒の手段としては許されない。

4 授業中、児童生徒を教室内に入れず又は教室から退去させる場合であっても、当該授業の間、その児童生徒のために当該授業に代わる指導が別途行われるのであれば、懲戒の手段としてこれを行うことは差し支えない。

5 児童生徒が学習を怠り、喧騒その他の行為により他の児童生徒の学習を妨げるような場合には、他の児童生徒の学習上の妨害を排除し教室内の秩序を維持するため、必要な間、やむを得ず教室外に退去させることは懲戒に当たらず、教育上必要な措置として差し支えない。

 

 

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養護原理

(選択式10問)

問1 次の文は、「児童福祉施設最低基準」の一部である。( A )〜( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 児童養護施設における生活指導は、児童の( A )を尊重し、( B )を確立するとともに豊かな( C )及び( D )を養い、児童の( E )を支援することを目的として行わなければならない。

   (組み合わせ)  

   
1 人権 基本的生活習慣 教養 社会性 自立
2 自立 社会性 人間性 教養 教養
3 自主性 基本的生活習慣 人間性 社会性 自立
4 人権 社会性 教養 人間性 自立
5 自主性 人間性 自立 教養 基本的生活習慣

 

 

問2 次の文は、「児童福祉法」に定められているある施設の目的を示した条文の一部である。該当する施設を一つ選びなさい。

 地域の児童の福祉に関する各般の問題につき、児童に関する家庭その他からの相談のうち、専門的な知識及び技術を必要とするものに応じ、必要な助言を行うとともに、市町村の求めに応じ、技術的助言その他必要な援助を行うほか、(中略)あわせて児童相談所、児童福祉施設等との連絡調整その他厚生労働省令の定める援助を総合的に行うことを目的とする施設

1 児童養護施設
2 助産施設
3 児童家庭支援センター
4 母子生活支援施設
5 女性相談所

 

問3 次の文は、障害がある人や障害がある子どものための施設に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 1967(昭和42)年に「児童福祉法」に児童福祉施設として位置づけられた「重症心身障害児施設」では、2006(平成18)年現在、18歳以上の入所者が80%を超えている。

B 1960(昭和35)年に「精神薄弱者福祉法」(現在の「知的障害者福祉法」)が制定され、知的障害者のための施設が位置づけられたが、2006(平成18)年現在、「知的障害児施設」に入所している人の約40%は18歳以上である。

C 「児童福祉法」第43 条の2に「盲ろうあ児施設」が位置づけられているが、1978(昭和53)年に全国に33施設あった「ろうあ児施設」は、2006(平成18)年には半数以下に減ってしまった。

D 1980(昭和55)年に、「第一種自閉症児施設」と「第二種自閉症児施設」が「児童福祉施設最低基準」に位置づけられ、その総数は2006(平成 18)年現在60施設を超えた。

E 1973(昭和48)年に「肢体不自由児養護施設」として「児童福祉施設最低基準」に位置づけられ、1979(昭和54)年に改称された「肢体不自由児療護施設」には、2006(平成18)年現在、全国で1000人以上の人が入所している。

(組み合わせ)

   
1 × ×
2 × ×
3 × ×
4 × ×
5 × ×

 

 

問4 次の記述のうち、「児童福祉施設最低基準」における児童指導員及び保育士の配置人員の基準を示した記述の一部として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 児童養護施設少年・・・・おおむね6人につき1人以上
B 乳児院・・・・・・・・・おおむね乳児の数を2.7で除して得た数以上
C 盲ろうあ児施設・・・・・乳児又は幼児おおむね4人につき1人以上
D 第一種自閉症児施設・・・おおむね児童の数を6.7 で除して得た数以上

   (組み合わせ)  

   
1 × ×
2 ×
3 × ×
4 × ×
5 × × ×

 

 

問5 次の【1群】の「児童福祉施設最低基準」に示された設備の基準と【2群】の児童福祉施設を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【1群】
A 医療法に規定する病院として必要な設備、観察室、静養室、訓練室、浴室

B 医療法に規定する病院として必要な設備、観察室、訓練室、看護師詰所、浴室

C 児童の居室、調理室、浴室、便所、静養室、児童30人以上を入所させる施設には医務室、入所している児童の年齢・適性等に応じ職業指導に必要な設備

D 児童の居室、調理室、浴室、便所、医務室、静養室、入所している児童の年齢・適性等に応じ職業指導に必要な設備

E 児童の居室、医務室、静養室、遊戯室、観察室、心理検査室、相談室、工作室、調理室、浴室、便所

【2群】
ア 知的障害児施設
イ 情緒障害児短期治療施設
ウ 第一種自閉症児施設
エ 第二種自閉症児施設
オ 重症心身障害児施設

   (組み合わせ)  

   
1
2
3
4
5

 

 

問6 次の文は、家庭支援専門相談員に関する記述である。正しい記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A 家庭支援専門相談員は、早期家庭復帰を促進するため、平成11年度から乳児院に配置された。

B 家庭支援専門相談員の役割は、児童相談所との連携であり、親子関係の再構築を図ることは含まれない。

C 家庭支援専門相談員の役割には、里親委託等、入所児童の早期退所に関わる支援があげられる。

D 家庭支援専門相談員の配置が、平成16年度には、児童養護施設、児童自立支援施設、知的障害児施設にも拡大された。

   (組み合わせ)  

1 A・B
2 A・C
3 A・D
4 B・D
5 C・D

 

 

問7 次の文は情緒障害児短期治療施設に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 情緒障害児短期治療施設は、児童福祉法が1947(昭和22)年に制定される際に法的に位置づけられた。

B 情緒障害児短期治療施設は、入所による利用とともに、通所による利用もある。

C 情緒障害児短期治療施設は、設置当初は非行問題などを抱えた子どもを入所させ、短期間の入所期間を想定していた。

D 「健やか親子21 検討会報告書」で、全ての都道府県に情緒障害児短期治療施設を設置する方針が示され、2004(平成16)年には全ての都道府県に設置された。

   (組み合わせ)  

   
1 × ×
2 ×
3 × ×
4 × ×
5 × ×

 

問8 次の文は、乳児院や児童養護施設に措置されている児童の家族関係の調整に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 乳児院の長は、入所中の個々の乳児について、その自立を支援するための計画を策定しなければならない。

B 児童養護施設に入所中の児童は、家庭崩壊や虐待など、家族問題が大きいため、ほとんどの児童が家庭復帰することはできない。

C 児童福祉法第28条による措置で、児童を児童養護施設に入所させた場合は、措置の期間は年間を超えることができないが、児童相談所が判断して必要に応じて当該期間の更新について決定することができる。

D 児童と家族の再統合後の地域支援機関として、児童福祉法に定められた地域包括支援センターの役割が重要な地域資源として期待されている。

   (組み合わせ)

   
1 ×
2 × ×
3 × × ×
4 × ×
5 × ×

 

 

問9 次の文は、児童福祉施設に措置されている児童の高等学校、専門学校、大学等への進学に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 児童養護施設等に措置されている児童が、高等学校に進学した際には特別育成費が支弁される。

B 児童養護施設に入所中の児童の卒業時における高等学校等進学率は年々高まってはいるものの、平成19年現在でも5割にとどまっている。

C 児童自立支援施設に入所中の児童は、措置されたままでは高等学校への進学はできないため、進学する場合は、家庭復帰又は児童養護施設、里親等への措置変更を行っている。

D 児童養護施設に入所中の児童が、大学への進学が決まったものの、家庭復帰等が難しい場合には、当該児童の措置解除後も、食費等の実費を徴収するなどして、学業が終了するまで引き続き児童養護施設から通学させることができる。

 (組み合わせ)

   
1 ×
2 × ×
3 × ×
4 × × ×
5 × ×

 

 

問10 次の文は、地域小規模児童養護施設に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 地域小規模児童養護施設の対象児童は、主に長期にわたり家庭復帰が見込めない児童を対象にしている。

B 地域小規模児童養護施設の運営が認められているのは、社会福祉法人に限られている。

C 地域小規模児童養護施設の定員は6名で、常に現員5名を下回らないこととされている。

D 地域小規模児童養護施設は、地域社会の民間住宅等を活用して運営されることが児童福祉法に規定されている。

   (組み合わせ)  

   
1 × ×
2 ×
3 × ×
4 × × ×
5 × ×
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