平成29年保育士試験問題(後期)
教育原理

(選択式10問)

 

問1 次の文は、「日本国憲法」第 26 条の一部である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 


すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる( A )を負ふ。義務教育は、これを( B )とする


(組み合わせ)

   
1 責任 保護者負担
2 責任 無償
3 義務 有償
4 義務 無償
5 義務 保護者負担

 

 


問2 次の文のうち、「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」の一部として正しいものを○、誤ったものを × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 幼保連携型認定こども園に入園することのできる者は、満3歳以上の子どものみとする。

B 幼保連携型認定こども園には、養護教諭を置かなければならない。

C 幼保連携型認定こども園は、国、地方公共団体、学校法人及び社会福祉法人のみが設置することができる。


(組み合わせ)

   
1 ×
2 ×
3 ×
4 × ×
5 × × ×

 

 

問3 次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


【Ⅰ群】

A イタリア初の女性医学博士。子どもは自ら発達する力を持っている、という考えに基づき、幼児期には精神的発達の基礎として「感覚の訓練」が特に重要である、との観点から教具を開発した。

B ドイツの教育者。神と自然と人間を貫く神的統一の理念に基づき、「自己活動」と「労作」の原理を中心とした教育の理論を展開した。生まれたばかりの子どもでもあらゆる能力を本来自分の内にもっている、という思想のもとに恩物を開発した。


【Ⅱ群】

ア フレーベル(Frӧbel, F.W.)

イ モンテッソーリ(Montessori, M.)

ウ ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)


(組み合わせ)

   
1
2
3
4
5

 

 

問4 次の文の著者として、正しいものを一つ選びなさい。


 自分の生活に或系統をつけた時に、生活興味が起つて来ると云ふ大きな問題であります。其の意味からしまして、幼児をして断片の生活を或中心へ結び付けさせて行く事が出来るならば、幼児の興味を深からしめ、又幼児の生活を、一層生活として発展させて行く事が出来ます。すなはち此所に誘導の問題が起つて来るのであります。指導だけならば「ああそれかい。それを斯うしようとするのかい。ブランコを漕ぎ度いのかい。絵が書き度いのかい。」と言つてその時その子を指導して居ればいゝのですが、誘導はそれ以上のことです。


1 鈴木三重吉

2 城戸幡太郎

3 橋詰良一

4 倉橋惣三

5 福沢諭吉

 

問5 次の文のうち、正しいものを○、誤ったものを × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A ソクラテス(Sōkratēs)は、古代ギリシャのアテナイにアカデメイヤをつくった。 

B ルソー(Rousseau, J.-J.)は、ノイホーフに貧民のための学校をつくった。

C デューイ(Dewey, J.)は、シカゴ大学に実験学校をつくった。

 

(組み合わせ)

   
1 ×
2 × ×
3 ×
4 × ×
5 × × ×

 

 

 

問6 次の文は、教育職員免許状に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


教育職員の免許状には、大学や短期大学等で教職課程の単位を満たしたのちに都道府県教育委員会に申請して得ることができる( A )免許状、社会的経験を有する者に教育職員検定を経て授与される( B )免許状、そして( A )免許状を有する者を採用することができない場合に限り、教育職員検定を経て授与される( C )免許状がある。


【語群】

ア 代用  イ 特任  ウ 臨時  エ 特別  オ 一般  カ 普通


(組み合わせ)

   
1
2
3
4
5

 



問7 平成 25 年6月に閣議決定された「第2期 教育振興基本計画」では、学校におけるICT(Information and Communication Technology)の活用を取り上げている。次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 多様で大量の情報を収集、整理・分析することは容易だが、結果をまとめ、表現するには適さない。

B 時間や空間を問わずに、音声・画像・データ等を蓄積・送受信でき、時間的・空間的制約を超える。

C 距離に関わりなく相互に情報の発信・受信のやりとりができるという、双方向性を有する。

D 情報管理が容易なためセキュリティ上の不安はなく、トラブルが発生しにくい。


(組み合わせ)

   
1 × ×
2 × ×
3 × ×
4 × ×
5 × × × ×



問8 次の文は、文部科学省による「教育指標の国際比較」(平成 25(2013)年版)に示されたある国の学校制度についての記述である。どの国の記述か、正しいものを一つ選びなさい。


 就学前教育について、幼稚園は満3歳からの子どもを受け入れる機関であり、保育所は2歳以下の子どもを受け入れている。初等教育は、基礎学校において4年間(一部の州は6年間)行われる。中等教育は、生徒の能力・適性に応じて、ハウプトシューレ(卒業後に就職して職業訓練を受ける者が主として進む。5年制)、実科学校(卒業後に職業教育学校に進む者や中級の職につく者が主として進む。6年制)、ギムナジウム(大学進学希望者が主として進む。8年制又は9年制)が設けられている。


(組み合わせ)

1 イタリア
2 ドイツ
3 スウェーデン
4 デンマーク
5 オランダ


 

問9 次の文のうち、「経験カリキュラム」の説明として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 学ぶ内容をそれぞれの分野に分けて系統的に教えるように編成している。

B 教科ごとに時間割が決められ、学年ごとに習得すべき内容を編成している。

C 学習者の活動や体験を中心としながら学びを進めていくように編成している。

D 子どもの興味関心とのずれが生じやすく、学習意欲を持続しづらい。


(組み合わせ)

   
1 ×
2 × ×
3 × ×
4 × × ×
5 × × ×

 


問 10 次の文は、中央教育審議会答申「新しい時代における教養教育の在り方について」(平成 14 年2月)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


 核家族化、少子化、都市化などが進行し、家族の在り方が大きく変わり、また、地域における地縁的なつながりが希薄化する中で、家庭の教育力や地域社会が従来持っていた教育力が低下してきている。従来は家族や他人との日常のかかわりの中で自然にはぐくまれてきた子どもたちの( A )や規範意識が不足がちになっており、このことが学級崩壊、弱いものに対するいじめや暴力行為などの問題行動の一因とも言われている。

 これらの状況に対し、( B )の支援や地域における青少年教育の充実を図る観点から様々な施策が講じられてきたが、現時点では十分な成果があがっているとは言い難い。

(中略)

 児童生徒の現状を見ると、数学や理科が好きであるとか、将来これらに関する職業に就きたいと思う者の割合が国際的に低い水準になっているなど、自ら進んで学ぶ意欲や、学ぶことと将来の生き方とを結び付けて考えようとする姿勢に欠ける面が見られるようになった。

 このことの背景には、我が国の教育が、形式的な平等を重視する余り、( C )になりがちで、一人一人の多様な個性や能力の伸長という点に必ずしも十分に意を用いてこなかったこと、自ら学び、自ら考える力や、豊かな人間性をはぐくむ教育がおろそかになってきたことなどがある。


(組み合わせ)

   
1 積極性 家庭教育 集団主義的なもの
2 社会性 学校教育 到達水準を厳密化するもの
3 社会性 家庭教育 到達水準を厳密化するもの
4 積極性 学校教育 画一的なもの
5 社会性 家庭教育 画一的なもの

 

平成29年保育士試験問題(後期)
社会的養護

(選択式10問)


問1 次の文は、ある児童福祉施設の設立に携わった人物の著書である。この人物として正しいものを一つ選びなさい。


 私たちのねがいは、重症な障害をもったこの子たちも、立派な生産者であるということを、認めあえる社会をつくろうということである。「この子らに世の光を」あててやろうというあわれみの政策を求めているのではなく、この子らが自ら輝く素材そのものであるから、いよいよみがきをかけて輝かそうというのである。「この子らを世の光に」である。この子らが、うまれながらにしてもっている人格発達の権利を徹底的に保障せねばならぬということなのである。

 

(組み合わせ)

1 高木憲次
2 野口幽香
3 留岡幸助
4 堀文次
5 糸賀一雄

 

 


問2 次の文は、「児童福祉法」の社会的養護に関する条文の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


 児童及びその保護者の( A )状況、これらの者の置かれている環境その他の状況を勘案し、児童を家庭において養育することが困難であり又は適当でない場合にあつては児童が家庭における養育環境と同様の養育環境において( B )に養育されるよう、児童を家庭及び当該養育環境において養育することが適当でない場合にあつては児童ができる限り良好な( C )環境において養育されるよう、必要な措置を講じなければならない。


(組み合わせ)

   
1 心身の 継続的 家庭的
2 経済的な 継続的 家庭的
3 心身の 継続的 施設
4 経済的な 一時的 施設
5 心身の 一時的 施設



問3 次の文は、「児童の権利に関する条約」第 20 条の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


 一時的若しくは恒久的にその( A )環境を奪われた児童又は児童自身の( B )にかんがみその( A )環境にとどまることが認められない児童は、( C )が与える( D )の保護及び援助を受ける権利を有する。


(組み合わせ)

   
1 養育 社会的養護 社会 最低限度
2 家庭 最善の利益 特別
3 家庭 社会的養護 社会 特別
4 家庭 最善の利益 社会 最低限度
5 養育 最善の利益 最低限度


 

問4 次の文は、社会的養護における子どもの権利擁護の取り組みに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 児童養護施設等の入所児童に対し、権利について正しく理解できるよう、「子どもの権利ノート」等を用い、わかりやすく説明することが求められている。 

B 利用者からの苦情を適切に解決するため、社会福祉事業経営者は施設内に苦情の相談窓口を設け、第三者の協力を得るなどして解決に努めることとされている。

C 施設職員による被措置児童等虐待については、市町村において、子ども本人からの届出や周囲の者からの通告を受け付け、調査等の対応をすることが「児童虐待の防止等に関する法律」で法定化されている。

 

(組み合わせ)

   
1
2 ×
3 ×
4 × ×
5 × ×

 

 

問5 次の文は、社会的養護の施設等における第三者評価に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 第三者評価を受審するに当たっては、あらかじめ、第三者評価の評価基準に基づく自己評価を行うことが求められている。

B 第三者評価を受審する義務がある施設においては、第三者評価を3か年度に1回以上受審しなければならない。

C 児童自立生活援助事業(自立援助ホーム)における第三者評価の受審は、努力義務である。


(組み合わせ)

   
1
2 ×
3 ×
4 × ×
5 × × ×

 

 

 

問6 次の文は、「里親及びファミリーホーム養育指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)に示された家庭養護のあり方の基本に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 一定一律の役割、当番、日課、規則を養育者が作り、それらを子ども達に厳守させることは、子どもたちに安心・安定した家庭生活を提供できることになる。

B 地域の普通の家庭で暮らすことで、子どもたちは養育者自身の地域との関係や社会生活に触れ、生活のあり方を地域との関係の中で学ぶことができる。

C 養育者はこれまで築き上げてきた独自の子育て観を優先することが大切であるため、他者からの助言に耳を傾けることは、これまでの養育に対して自信を失うことになるため避けた方がよい。

D 里親とファミリーホームが社会的養護としての責任を果たすためには、外からの支援を受けることが大前提である。

 

(組み合わせ)

   
1 ×
2 × ×
3 × ×
4 × ×
5 × × ×


 

問7 次の文は、「母子生活支援施設運営指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)における支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 母親と子どもがそれぞれ抱える個別の課題に対して、目的や目標を明確にした合理的で計画的な一貫した専門的支援を行う。

B 母親と子どもの関係を構築するための保育、保育所に入所できない子どもの保育や早朝・夜間・休日等の保育、子どもの病気・けが等の際の保育、母親が体調の悪いときの保育等、ニーズに応じた様々な施設内での保育支援を行う。

C 資料等を使いながら必要な手続きなどについて説明を行うが、職員が機関等への同行及び代弁をすることは自立支援の妨げになるため行わない。

D 入所初期に生活用具や家財道具等の貸し出しをすることは、母親の施設に対する依存を助長するため、自立に向けて各家庭で購入するように指導する。


(組み合わせ)

   
1 ×
2 × ×
3 ×
4 ×
5 × × ×


 

問8 次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第63 号)に基づく職員に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 「児童の遊びを指導する者」は、放課後等デイサービス事業を行っている施設に配置され、遊びを通して子どもの心身の健康や情緒の安定を図る役割を担っている。

B 「児童生活支援員」は、児童心理治療施設に配置され、児童の生活支援の役割を担っている。

C 「児童指導員」は、児童自立支援施設に配置され、児童の自立支援の役割を担っている。

 

(組み合わせ)

   
1
2 ×
3 ×
4 × ×
5 × × ×


 

問9 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。


【事例】

 児童養護施設で実習をしているGさんは、保育士と他職種の連携について知ることを目的に、ある職員からその職員の業務内容の説明を受けました。下記はその内容です。

私の業務内容は、入所児童の早期の退所を促進し、親子関係の再構築等を図れるようにすることです。そのために児童相談所と密接に連絡を取り合って連携をします。保護者に対しては、電話、面接等により児童の早期家庭復帰、里親委託等を可能とするための相談援助等の支援を行います。

【設問】

 この職員の職名として、最も適切なものを一つ選びなさい。


(組み合わせ)

1 家庭支援専門相談員
2 里親支援専門相談員
3 心理療法担当職員
4 個別対応職員
5 母子支援員


 

問 10 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】

 Mさんは、L児童養護施設で3年前から保育士をしている。最近、Nさん(19 歳、女性)から、「職場の人間関係がうまくいかず、辛かったので仕事を辞めた。どうしたらよいか」との相談を受けた。Nさんは、L児童養護施設を措置解除となった半年前から就職先の寮で暮らしていたが、現在は友人宅で生活している。

【設問】

 次のうち、Nさんが利用できる福祉サービスとして、最も適切なものを一つ選びなさい。


(組み合わせ)

1 ファミリー・サポート・センター事業の利用
2 児童自立支援施設への入所
3 婦人保護施設への入所
4 児童自立生活援助事業(自立援助ホーム)の利用
5 救護施設への入所


 

コメント(7)

55点

40点でした。
難しい…

教育原理60点
社会的養護20点、、、、

教育原理 45てん
社会的養護 20てん

教育原理35
社会的養護40

教育原理、みたことない問題ばかりですごく焦った。本番も落ち着いて解けますように。

教育原理45
社会的養護35

でも平成30年前期の教育原理は20・・・

75点

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