ピアノって必要ですか?
ピアノって必要ですか?
保育園で弾くピアノの曲は簡単なものが多い
保育園の先生が子ども達に何か教えてるシーンを思い浮かべてみると、多くの方が『ピアノ』を弾いている場面が浮かぶかもしれません。保育士を目指す方にとっては「ピアノが弾けないといけないんじゃないか・・」と不安を感じている方が多くいることも事実です。
私の周りには「ピアノが弾けないから(保育士を)あきらめる」といった友人もいましたが、はっきり言わせて頂くとそれだけのことで保育士をあきらめてしまうのは非常にもったいないです。
保育園ではモーツァルトのような難しい曲を弾くわけではありません。まったく弾けないままでいいという気持ちでは困りますが、徐々に弾ける曲を増やしていけば良いのです。
保育現場でよく弾く曲などは『あさのうた』『おかえりのうた』『ハッピーバースデーの曲』などで、ピアノの曲の難易度としては初級レベル程度のものが中心なのです。
しかし、ピアノに恐怖感を持っている方は少なくありません。たしかに大人数の子どもの前で弾くことは緊張しますが、場数を踏むことで徐々に慣れていくものです。
また『保育士』といっても、一つの保育園にはいろいろな保育士の方がいます。ピアノがとても上手な先生もいれば、まったく弾けない先生もいます。ですので、そういったところを先生方で協力しあって助け合うことで一つの保育園が成り立っています。
最初からピアノが弾けなくても大丈夫
もしピアノが弾けないのでしたら、ピアノが弾けないなりに、他の指導で力を発揮させれば良いと思います。
実は私もピアノが弾けないままで就職しましたが、歌などの指導は先輩先生におまかせしてもらっていました。
そのかわり、歌の見本となるように子どもの前に立ち大きな声で歌ってたり、振り付けを教えたりと自分ができることから始めました。
徐々に慣れてきたころから、『あさのうた』などのいつもの曲だけを弾くことにチャレンジしてみました。
自分一人の練習ではしっかり弾けていたはずなのですが、子どもの歌に合わせるのが予想以上に難しかった記憶があります。何度も失敗して、子どもに「あれ~おかしいね!笑。」と言われ良くゲラゲラと笑いのおこる『あさのうた』になっていましたが、いつの間にか楽譜がなくても弾けるようになっていました。
他にも私がお会いしたことのある先生では、ピアノがまったく弾けないのですがギターで歌の指導を行っている先生もいました。ギターが弾けることが、その園では逆に貴重な存在の先生になっており、行事などではひと味違ったギターの演奏で子どもたちと歌ったりと踊っていたりと楽しそうに過ごしていたことが印象に残っています。ですので、ピアノはちょっと・・と思う方でもギターに興味があればギターから始めるも一つの方法かと思います。
最後にまとめさせていただくと、保育士にピアノの技術は『必須ではない』ということ頭に入れておいていただければと思います。保育士を目指すにあたってピアノができるできないはまずは気にしないで保育士を目指すのが一番です。
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