保育士の給料明細書

給料明細書1

1年目7月給与・賞与

保育士給料明細書

上記の保育士の給料明細書は、千葉県の保育園に勤務する男性保育士の1年目7月の給料明細書と賞与明細です。現在、2年目までの7・12月の給料と賞与を掲載してあります。(別の保育所の給料明細は『保育士の給料明細2』で閲覧できます。)

1年目12月給与・賞与

保育士給料明細書

2年目7月給与・賞与

保育士給料明細書

2年目12月給与・賞与

保育士給料明細書

保育士の給料明細書について

2年目の昇給は『基本給』が4,500円、『調整・特殊業務』がわずかに上がりました。また、一番大きかったのは、『住宅手当』として毎月15,000円支給されていることです。なぜ2年目から支給なのかはよくわからないのですが、深くは考えずに有難く頂いています。
また、保育士らしい給料明細の特徴としては『特殊業務』と『給食費』があることです。

『特殊業務』とは、行事などに対する手当です。毎月行事はあるので、基本的に毎月『特殊業務』の手当は頂いています。『給食費』とは、その名の通り『給食』の代金です。毎月の給料から天引きされています。園によっては、給食費を保育園側が負担してくれるところもありますが、私が聞いた限りではどうやら自分で支払っている保育士さんのほうが多いようです。とはいっても、月4000円です。20〜22日勤務として計算すると『一食あたり200円以下』とかなりリーズナブルです。(15時にはおやつも付きます(^_^)/)自分でお弁当を用意する必要もありませんし、給食は非常に助かっていますね。

保育士の賞与

 7・12月の給料には通常の給料とは別に賞与が頂けます。賞与といえば、サラリーマンだけに許された楽しみの一つではないでしょうか。私の場合、1年目を除き『夏に2ヵ月』、『冬に約2.5ヵ月』分の賞与を頂いています。保育士のいいところは賞与が安定して支給されるところだと思います。他業種では、景気の変動によって「今年はボーナスが減った」、「ボーナスが出なくなった」などと耳にすることがありますが、保育園では急に園児が減ってしまうなどといったことはほとんどないですからね。毎年ボーナス時期はワクワクしてしまいます。

就職先とボーナス

 就職先を探す際は、是非ボーナスがいくら支給されるのかもチェックしてみて下さい。私の場合では、年間約4.5ヵ月分。税金や社会保険もかなり取られてしまいますが、年間60万以上手取りでプラスされます。月平均として計算すると月々5万プラスされているということになります。例えば、以下にあるの2つの求人を見比べて見て下さい。

求人票1:『A保育園』

保育士求人票例1

求人票2:『B保育園』

保育士求人票例2

 一見、上に掲載されている求人票1の『A保育園』のほうが目を引きますが、しっかり計算してみると、

『A保育園』では、200,000×12ヵ月=2,400,000円。

それに比較して

『B保育園』では、160,000×16ヵ月=2,560,000円。

年間して160.000円、月にして約13,000円も給料が高くなっています。

月々10000円強差があると随分違ってくるものです。
求人票で職場を探す場合は、賞与のチェックを行ってトータルでいくら頂けるのか計算してみてください。また、給食費やその他にかかる費用、給与・賞与以外に支給されるお金のこともきっちり調べることで、より就職後のライフプランニング(生活設計)に役立つはずです。

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著作・制作など
なかのゆうとのイラスト
なかのゆうと(保育士資格保持)
監修・原作・執筆・編集
著書に『先輩が教えてくれる! 新人保育士のきほん(翔泳社)』、『保育士になろう!(青弓社)』。元私立幼稚園教諭。現役保育士や児童福祉施設などに勤務する方を取材し、保育現場のリアルを発信します。
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