『認定こども園』とは

『認定こども園』とは

既存の幼稚園、保育所が認定こども園として誕生

制度開始から約10年。「認定こども園」って何?

認定こども園』とは、これまで別々の基準で行っていた保育所と幼稚園の基準の両方合わせ持ち、これからの新しい保育ニーズに対応させることを目的とした保育施設を指します。子どもたちの「教育」「保育」「子育て」を総合的にサポートする他に、子どもが認定こども園に通っていなくても、「子育て相談」や「親子の集いの場」を保護者に提供います。

制度としては2006年10月に法律が施行されスタートされ、各都道府県の条例で決めた基準を満たす施設だけが『認定こども園』として認められます。『子ども・子育て支援新制度』での推進もあり2015年からは施設の増加ペースも上がり、現在(2016年4月)では、全国で4,001件の施設が認定され、今後も更なる増加が見込まれています。

認定こども園の認定件数の推移


年度 累計認定件数 公立 私立
2016年 4001件 703件 3298件
2015年 2836件 554件 2282件
2014年 1360件 252件 1108件
2013年 1099件 220件 879件
2012年 909件 181件 728件
2011年 762件 149件 613件
2010年 532件 122件 410件
2009年 358件 87件 271件


『認定こども園』は新たに施設を一から作る場合もありますが、その多くは既存の幼稚園、保育所が、各都道府県の条例の基準を満たすように施設に機能を備え、『認定子ども園』として誕生する場合が多い様です。

また、『認定子ども園』の主な特徴としては以下の点があり、幼稚園と保育園の良いところを合わせもった施設となっています。

  • 親の就労状況は問わないで入園が可能。
  • 保育と教育を平行して提供する。(教育・保育内容の基準として保育所保育指針に基づく保育。幼稚園教育要領に基づく教育。)
  • 子どもが対象が0歳児から就学前と広範囲。
  • 預かり時間は4時間利用にも8時間利用にも対応。

『認定こども園』が作られた理由は?

 近年、共働き世帯が増えたことで子どもを保育所に入園させたくても定員がいっぱいなため入園ができない『待機児童』の増加という問題を抱えています。現在では都市部を中心に約2万5000人もの待機児童がいるとされ、その解決が求められいます。また、就労女性が増加したことに加え、就労形態も多様化してきたことや、少子化が進んできたことなどから、就労の有無で入園する施設を分けていては、拡大する保育ニーズに応えられなくなってきました。

こうした流れの中、保育所の入所希望者が増える一方で保育時間の少ない幼稚園の入園者は減少傾向にありました。そこで既存の幼稚園が『認定子ども園』として新しくサービスを開始することで、入園者が減少傾向にある幼稚園でも保育時間を延ばし児童数の確保ができるようになり、『待機児童』の数も同時に減らすことができるというわけです。

利点は他にもあり、幼稚園の教育面での指導が保育所でも求められているというニーズにも対応できるようになりました。そうした多様化する保育ニーズに対応ができる『幼保の連携の施設』が求められていることが『認定子ども園』の誕生した背景になります。

『認定子ども園』のタイプ

「認定こども園」は各都道府県の認定基準よって多少の違いが出てきますが、現存の『認定子ども園』には主に次の4つのタイプが存在します。

  1. 既存の認可幼稚園と既存の保育所が連携して一体的な運営をする「幼保連携型」
  2. 既存の幼稚園に保育所機能を加える「幼稚園型」
  3. 既存の保育所に幼稚園機能を加える「保育所型」
  4. 都道府県が独自で認める「地方裁量型」

幼保一元化と認定子ども園

幼保一元化という場合は、制度自体を一本化するという動きですが、この認定こども園は、幼稚園と保育所等が現行の法的な位置づけを保った状態で、機能のみを拡大することで、保育ニーズに応じた柔軟な対応ができるように創設された制度です。幼保一元化とは方向性は似ているものですが根本的な部分が異なってきます。

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