東京都で保育士になろう!働くメリット・デメリットと上京から入職までのノウハウを公開!

なかのゆうと
監修なかのゆうと(保育士資格保有/著書「新人保育士のきほん」他)

年間200万円の貯蓄も可能?!東京で保育士になる最大のメリットとは!

年間200万貯金できる!東京で働く保育士の家計簿を大公開

保育士データ
現役保育士瞳先生
まる先生
東京都江戸川区内私立保育所勤務
元々群馬県で保育士をしていたが、家賃補助制度利用して、都内に上京。現在一人暮らしをしながら保育士の仕事を続けている。

東京都江戸川区内に住むまる先生の1カ月の家計簿

▼収入 手取り180,000円(月収21万円)

▼支出 内訳

  • 食費(外食などを含む) 15,000円
  • 家賃 0円(家賃補助制度を利用)
  • 水道・光熱費 6,000円
  • 携帯電話代 2,000円(格安SIM)
  • 交際費 15,000円
  • 服飾・美容費 15,000円
  • スキルアップ、自己投資 5,000円
  • 雑費 5,000円
  • 保険 3,000円
  • その他 3,000円(医療費など)

合計 69,000円 (毎月残る残金 111,000円)

▼年間貯蓄額 内訳

  • 月の貯蓄 111,000円×12ヵ月 = 1,332,000円
  • 賞与(年2回計4ヵ月分) 180,000円×4ヵ月 =  720,000円

年間貯蓄合計 2,052,000円

家計簿の内訳をご説明すると、まずは食費。忙しいときは外食になってしまうものの、保育園の給食があるため食費を比較的低めに抑えることができています。携帯電話代も格安SIMを利用することで大幅に削減。スキルアップや服飾費などただ貯めるだけの家計簿ではなく使うべきところではしっかりとお金を使うことができつつ、月々10万円以上の貯蓄が可能です。

また、まる先生の勤務する保育所では、6月と12月に2.0ヵ月分計4.0ヵ月分の賞与が支給されており、貯蓄にまわしています。特別な大きな支出がなければ年間200万円前後の貯蓄が可能になる訳です。

そして一番のポイントである、『家賃 0円(家賃補助制度を利用)』の理由。上京して東京都内で保育士として一人暮らしをするとやはり一番は家賃の高さがネックとなるわけですが、まる先生の家計簿のように家賃補助制度を利用することで、とても余裕のある暮らしを送ることができます。ではいったい家賃補助制度とはどういったものなのか?詳しく解説していきます。

首都圏では保育士の確保が急務!今行われている『保育士の家賃補助制度』とは?

保育士不足が問題になる中、東京都を中心とした首都圏では保育士不足が特に深刻です。そのため、各自治体や保育所は保育士確保のため独自の人材確保の対策を行っており、その対策の一環として、『家賃補助制度』があります。自治体によっては『保育従事職員宿舎借り上げ支援事業』といった少し固いワードになりますが、簡単にいうと『家賃を負担するから私たちの地域で保育士として働いてください』といった保育士不足を解消する政策の一つです。

補助額や条件など自治体によっても異なっており、都内で一番高額の補助を支給しているのが東京都千代田区となっており、千代田区内に定住して保育士として働く場合、月額13万円(区外の物件の場合は8万2000円が上限)までの補助が支給されます。次に、港区(月額11万2,000円)、渋谷区(月額10万円)と続きます。

また、自治体によっては家賃補助とは別に転居費用を15万円まで助成(渋谷区)や、月額5万円の給与補助(江戸川区)を実施したりとそれぞれの区が保育士確保のための様々な施策を行なっています。

詳しくは各自治のホームページなどで最新の情報が掲載されていますので、自分の住めそうな地域をある程度絞ってみて、いくつかの自治体を比較してみるとよいでしょう。

こちらの制度については、本サイトの『保育士の処遇改善が拡大中!自治体の補助金制度とは?』でも、江戸川区のモデルに解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

上京して東京で働くメリットと注意点

『求人数多さ』

東京を含めた首都圏では保育士の求人数が突出して多いため、自分にあった園が見つかりやすく、選択肢が広がります。地方の一部の地域では就職したいと思っていても求人数は限られており、待機児童問題などもないため都心と比べると就職できる園も限られてしまいます。

『待遇の差』

都心の求人と地方の求人を比較すると、待遇に大きな差があります。求人票を比較してみると、都心の求人は月収21万~+賞与4ヵ月分など求人がすぐに見つかりますが、地方の一般的な求人を見ると、月収15万程度とかなり待遇の低さが目立ちます。都心では安いスーパーなどもあるため、物価などは実際はほとんど変わらないですし、ガスなども都市ガスが通っているため地方より安く済みます。ただ、問題は家賃です。1Kなどの相場が7万円程度~と地方に比べてずば抜けて高くなっています。

しかし、最初に解説しました『家賃補助制度』を利用すれば、家賃を実質0円~一部負担のみで済むため、一人暮らしをしながら保育士をするのであれば、地方より都心で保育士をしているほうが収入自体が上がり、支出も抑えられます

『利便性の良さ』

都心に上京する理由として、保育士を問わずあげられるのが『利便性の良さ』です。保育士の仕事をするといってもプライベートな時間をどう過ごすかもとても大切なことです。何か習いたいことやセミナーなどやりたいことはすぐにできますし、エンターテインメントや娯楽施設、グルメやショッピングなどオフの時間を充実したものにするにはやはり都心の環境が魅力的です。

東京で働く注意点とは?

また、東京で働く注意点ですが、人によってはまわりにすぐに助けてくれる人がいない可能性があることです。人間関係がうまくいかなかった時など、一人で抱え込んでしまって精神的に参ってしまうこともあるかもしれません。

求人の探し方から入職まで

保育士不足の問題が取り沙汰される中、首都圏の保育士の賃金は少しずつですが上昇し始めてきています。例えば東京都江戸川区では月収20万円以上の求人も保育士専門の求人サイトなどで検索しみると容易に見つかることがわかるはずです。地方から上京できる求人も多数ありますので、まずは『保育士専門の求人サイト』に会員登録後、自分にあったコンサルタントを見つけてみてください。

保育士専門の求人サイトでは、元保育士や経験豊富なコンサルタントが面談や就職まで徹底サポートしてくれるため上京して求人を探すには欠かせないツールとなります。まだ上京するか決めておらず、相談だけしたい場合でももちろん大丈夫です。一度現状と不明な点などを相談してみてください。

保育士ワーカー

厚生労働省認可の保育士転職サービス。しっかりとした実績があるからこそ公開できる転職成功者数は年間30,000人の実績。
保育士ワーカー
総合評価
求人数 45,633件 (2023/10/29現在)
非公開求人 あり
対応エリア 全国
利用者実績 非公開
サポート体制 丁寧で信頼性が高く、退職・転職に伴う手続きなどもキャリアアドバイザーがしっかりとサポート
業界知名度 非常に高い
サイト使い勝手 見やすい・使いやすい
利用料金 完全無料

保育士求人の取り扱いが業界トップクラスを誇り、元保育士や経験豊富なキャリアアドバイザーが面談や就職まで手厚くサポートをしてくれます。また、非公開求人にも強く、自分にあった好条件の求人を見つけやすいのが特徴です。

 

保育士ワーカーのように求人数が多いことは保育士求人・転職サイトを選ぶ上で欠かせないポイントとなります。たとえ担当になるキャリアアドバイザーの方がとても仕事ができて、相談しやすい方に巡り会えたとしても、紹介される求人は紹介事業会社が取り扱っている求人に限られるためです。

 

そのため、求人数が少ないということはミスマッチが起こりやすくなったり、より良い環境や条件の求人に巡り会うことを狭めてしまう可能性があります。

 

その点、保育士ワーカーでは、求人件数が業界トップクラスでありながら、保育士求人サイトではまず名前の出てくる有名なサイトであり、全国区でサービス展開をしていることもあり、ベースとなる一社として登録をおすすめさせていただきます。

 

キャリアアドバイザーの特徴としては、利用者と保育園双方のニーズを丁寧に伺い、お互いが納得のいくコンサルティングを行っています。無理な紹介は一切をしない方針をとっているので、納得のいくまで就職・転職活動ができるはずです。

利用した方の口コミ

実際の応募条件と面接後の条件に違いがあり、自分からはその場で直接接聞きづらく言えなかったのですが、面接終了後に担当のキャリアアドバイザーさんに相談したところ、少しでも条件に近くなるように保育園に掛け合ってくれました。

登録した翌日に連絡をくれました。自分の希望する条件などしっかりと把握もらえ、条件にあった求人を紹介してもらえました。また、実際に転職活動をして勤務形態を変更することにしましたが、その際も臨機応変に対応してくれ、相談しやく信頼感を持つことができました。

面接後、条件が合わなかった園に断りの電話をいれてくれた。電話がしづらかったので非常に助かりました。相談もしやすいので頼りになりました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
著作・制作など
なかのゆうとのイラスト
なかのゆうと(保育士資格保持)
監修・原作・執筆・編集
著書に『先輩が教えてくれる! 新人保育士のきほん(翔泳社)』、『保育士になろう!(青弓社)』。元私立幼稚園教諭。現役保育士や児童福祉施設などに勤務する方を取材し、保育現場のリアルを発信します。
ページのトップへ