子どもの目線で見てますか?
子どもの目線で見てますか?
「子どもの目線で見るといいよ」と言われた若い保育士さんが、子どもと話すときしゃがんで話をしていました。子どもに保育士の表情がわかりやすいし、見おろして話をするとまだ威圧感を与えてしまうような間柄なら、これはこれでとてもよい方法だと思います。
でも、先輩の保育士さんが言いたかったはずの「子どもの目線に立って物事を見渡すこと」と、若い保育士さんのした「子どもの目線の高さで話をすること」とは意味が違ってきます。「子どもの目線で見る」というのは、子どもの立場や感じ方を理解するということではないでしょうか?
当然、一人・ひとり、その日・その時で子どもの感じ方も変わることだってあります。それを常に把握していくのはかなり大変なことです。保育士だって人間ですからいくら長い経験をもってしても、完全とはいかないかも知れません。でもだからといってそれを心がけなければ、せっかくの対応が逆効果になってしまうかも知れないですよね。保育ってそういう一見無理かも知れないようなものを求めることが、実はすごく大事なことだったりする仕事だと思いませんか?
しゃがんで一生懸命子どもと話をしていた若い保育士さんも、いつかは次の新しい保育士さんに同じ経験をさせてあげるようになるのでしょうか。遠い日の私もそうだったように・・・
著作・制作など

なかのゆうと(保育士資格保持)
監修・原作・執筆・編集
著書に『先輩が教えてくれる! 新人保育士のきほん(翔泳社)』、『保育士になろう!(青弓社)』。元私立幼稚園教諭。現役保育士や児童福祉施設などに勤務する方を取材し、保育現場のリアルを発信します。
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