保育士の就職活動方法

保育士資格取得後、どのように就職活動をするか?

保育士資格取得別の就職先の探し方

保育士資格の取得後は、多くの方が保育士として働ける職場を探す就職・転職活動を行いますが、『保育士』の職場探しにもいろいろな方法があります。例えば、短大や専門学校に在学中の場合は、在学する学校に出された求人などから就職先を探すか、本人と保育所との直接的なやりとりによって就職先が決まるパターンが一般的です。また、実習先でお世話になった保育所から声がかかり、簡単な面接をして内定をもらえることも多くあります。

一般的な学生の就職活動では、エントリーシートを書き企業説明会に足を運ぶといった就職活動がありますが、在学中の学生の場合、保育士として就職先を見つける場合はそのようなケースはほとんどありません。

一方、保育士試験で保育士資格を取得した方の場合は、多くの方が求人サイトやハローワークなどから希望する保育園を探す方法が一般的になっています。近年、保育士不足が社会問題となっており、保育士は引く手あまたの状態が続いています。求人サイトではお祝い金制度や就職支援サポートなどの利用者への利便性や特典など充実させている他、非公開求人など条件の良い求人も増えており、学校内にある就職相談室などと比べても遜色のない環境で就職活動が行えるようになりました。

目標となるゴールを設定しよう

就職活動をはじめる前に目標となるゴールを決めておきましょう。ただ漠然と就職活動をするのではなかなかうまくいくとは言えません。

まず少なくとも、どのような形態で働くのか、どれだけの賃金が必要かなどの自分にとって妥協できない点とある程度なら妥協できる点などを決めておきましょう。

ポイントは人それぞれ異なりますが、例えば公立の保育士(公務員)を目指すのか、勤務時間がしっかりされているところを探すのかなど軸を決めておくことが大切です。

▼目標の例
  • 年収ベースで350万円以上の保育所を探す
  • 公立保育所から民営化された保育所に限る
  • 週3日程度働けて、勤務に融通がきく保育所にする
  • 企業が運営している保育所に限る
  • 保育園の方針が自分の考えと合っているところを探す など

この目標設定がうまくいっていないと保育所と自分とのミスマッチが起こりやすく、環境が合わなかったといった可能性も高くなっていきます。
就職活動中に目標を明確化しても構いませんので、少なからずある程度の目標を設定してから就職活動を始めてみてください。

そして、冒頭でも述べましたが保育士の求人を探す方法はたくさんあります。以下のグラフは保育所勤務経験者の実際に行った求職活動方法になります。

【グラフ】勤務していた保育所の求職活動方法

地域性の高い保育士の仕事は、求人広告がトップとなっていますが、ここ数年の間で保育士になられた方は、スマホなどのネットから求人サイト経由での就職活動が伸びてきています。

また、以下は大きくわけた場合の5つの就職活動方法についての解説になります。

保育士求人を探す5つの就職活動方法

就職先を見つける際の方法として、大きくわけますと次の5つの選択肢があります。

インターネットから探す

インターネットでは保育士専門の求人サイトがいくつかあります。勤務形態や地域など詳細な設定をして検索ができるので、自分の地域の求人数や賃金の相場を調べるだけでも参考になります。

また、求人の中心は企業が行っている保育施設から個人経営の保育所まで幅広い求人が掲載されています。メリットとして、専任コンサルタントなどがついてくれる求人サイトもあるので、プロに相談しながら就職先を探していきたいと思っている方には心強いサポーターとなってくれるでしょう。

インターネットから探すは次ページ『保育士求人サイトのメリット』で詳しく解説しています。

ハローワークに足を運ぶ

ハローワークでは足を運ぶのに時間がかかりますが、自分の住まいに適した求人を見つけられる他、ハローワークの職員の方が求人を出している施設への問い合わせや連絡なども行ってくれるのでおすすめです。

地域の私立保育園などを就職先として希望する場合も、ハローワークや地域の求人雑誌のほうが見つかりやすいです。

もともとハローワークへの求人掲載は無料で行えるため、多額の費用をかけて求人サイトに掲載するよりは、地域のハローワークなどに求人を出してしまったほうがコストを抑えられます。条件の良い求人はすぐに募集が締め切られてしまう場合もあるので定期的にハローワークの求人には目を通しておきたいところです。

特にインターネットに対応していない施設や小規模な保育所の求人などを探すのでしたら、ハローワークは欠かせない場所となるはずです。どのような求人があるのか一度は確認しておきましょう。

求人雑誌や広告から探す

求人雑誌や広告での良い点として、その雑誌やチラシのみに求人を出している場合、それを見た方にしか求人の情報を知らない点です。インターネット、ハローワークに比べて求人情報を目に通す人数は少ないのでこまめにチェックしてみましょう。

区役所などの募集から探す

公務員の保育士を目指す方にとっては欠かせない方法になります。地方自治体などによって募集方法や試験の日程などが異なります。また年度によっては募集していない場合もあるので、まずは希望する市町村を決め役所へ連絡してみましょう。

例年募集がどのくらいにあるのか、必要な提出資料なども教えてくれます。試験日が重複しなければ複数の市町村に応募しても問題ありません。

学校にくる求人から探す

養成学校や大学などを卒業して保育士資格を取得した場合、在学する学校にある求人を利用することができます。多くの学校には『就職相談室』といった施設が設置されており、求人を紹介したり就職活動についてアドバイスをいただけたりすることができます。在学中の生徒の多くがこの施設を利用します。

また、学校によっては卒業後でも求人を紹介してくれるところもあるので、既卒者は一度卒業した学校に問い合わせて確認してみるのも良いでしょう。

保育所によってはハローワークなどには求人を出さず、例年いくつかの学校だけに求人を出すところもあるので、あまり出回らない求人が見つかるかもしれません。

主な就職先の探し方を掲載しましたが、どれか一つの方法だけに限定せず少なくとも2通りの方法で行ってみてください。幅広く探すことで、より自分にあった施設を見つける可能性が高まりますし、比較などもしやすいです。
就職活動は大変なイメージを持たれる方が多いかと思われますが、保育士自体は人材不足の傾向が続いており、求人も多くあります。せっかく就職するのでしたらある程度の目標を決めて、納得の行く就職活動を行ってみてください。

保育士ワーカー

厚生労働省認可の保育士転職サービス。しっかりとした実績があるからこそ公開できる転職成功者数は年間30,000人の実績。
保育士ワーカー
総合評価
求人数 45,633件 (2023/10/29現在)
非公開求人 あり
対応エリア 全国
利用者実績 非公開
サポート体制 丁寧で信頼性が高く、退職・転職に伴う手続きなどもキャリアアドバイザーがしっかりとサポート
業界知名度 非常に高い
サイト使い勝手 見やすい・使いやすい
利用料金 完全無料

保育士求人の取り扱いが業界トップクラスを誇り、元保育士や経験豊富なキャリアアドバイザーが面談や就職まで手厚くサポートをしてくれます。また、非公開求人にも強く、自分にあった好条件の求人を見つけやすいのが特徴です。

 

保育士ワーカーのように求人数が多いことは保育士求人・転職サイトを選ぶ上で欠かせないポイントとなります。たとえ担当になるキャリアアドバイザーの方がとても仕事ができて、相談しやすい方に巡り会えたとしても、紹介される求人は紹介事業会社が取り扱っている求人に限られるためです。

 

そのため、求人数が少ないということはミスマッチが起こりやすくなったり、より良い環境や条件の求人に巡り会うことを狭めてしまう可能性があります。

 

その点、保育士ワーカーでは、求人件数が業界トップクラスでありながら、保育士求人サイトではまず名前の出てくる有名なサイトであり、全国区でサービス展開をしていることもあり、ベースとなる一社として登録をおすすめさせていただきます。

 

キャリアアドバイザーの特徴としては、利用者と保育園双方のニーズを丁寧に伺い、お互いが納得のいくコンサルティングを行っています。無理な紹介は一切をしない方針をとっているので、納得のいくまで就職・転職活動ができるはずです。

利用した方の口コミ

実際の応募条件と面接後の条件に違いがあり、自分からはその場で直接接聞きづらく言えなかったのですが、面接終了後に担当のキャリアアドバイザーさんに相談したところ、少しでも条件に近くなるように保育園に掛け合ってくれました。

登録した翌日に連絡をくれました。自分の希望する条件などしっかりと把握もらえ、条件にあった求人を紹介してもらえました。また、実際に転職活動をして勤務形態を変更することにしましたが、その際も臨機応変に対応してくれ、相談しやく信頼感を持つことができました。

面接後、条件が合わなかった園に断りの電話をいれてくれた。電話がしづらかったので非常に助かりました。相談もしやすいので頼りになりました。

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著作・制作など
なかのゆうとのイラスト
なかのゆうと(保育士資格保持)
監修・原作・執筆・編集
著書に『先輩が教えてくれる! 新人保育士のきほん(翔泳社)』、『保育士になろう!(青弓社)』。元私立幼稚園教諭。現役保育士や児童福祉施設などに勤務する方を取材し、保育現場のリアルを発信します。
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